NTTドコモは、購入したスマートフォンを返却することで、機種価格の最大12回分の分割支払金の支払いが不要になる「スマホおかえしプログラム」を6月1日より提供開始すると発表した。
同プログラムは、36回分割で対象機種を購入する場合に加入することができ、購入したスマートフォンをドコモが定める条件に基づき“お返し”することで、分割支払金の最大12回分の支払いが不要になるというもの。回線契約の継続や機種変更といった条件はない。
対象機種は、以下の2017年~2018年冬春モデル以降のハイエンドモデルとなっている。
■iPhone
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus
■ドコモ スマートフォン
Xperia 1 SO-03L、Galaxy S10 SC-03L、Galaxy S10+ SC-04L、Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L、AQUOS R3 SH-04L、HUAWEI P30 Pro HW-02L、Xperia XZ3 SO-01L、Galaxy Note9 SC-01L、Xperia XZ2 SO-03K、Xperia XZ2 Premium SO-04K、Xperia XZ2 Compact SO-05K、Galaxy S9 SC-02K、Galaxy S9+ SC-03K、HUAWEI P20 Pro HW-01K、AQUOS R2 SH-03K、arrows NX F-01K、V30+ L-01K、JOJO L-02K、Xperia XZ1 SO-01K、Xperia XZ1 Compact SO-02K、Galaxy Note8 SC-01K、M Z-01K
■Google Pixel
Google Pixel 3、Google Pixel 3XL
端末代と通信契約のセット割引を禁じる「完全分離」が今秋にも実施されることに伴い、ドコモでは6月から通信料を最大4割引き下げる分離プランの導入を表明している。端末代の購入補助が実質的になくなるため、従来の通信契約と端末代を一体にすることで値引きする方法を改める必要があり、端末の販売方法と料金負担の行方が焦点となっていた。
16日、記者発表会に登壇したNTTドコモの吉沢和弘社長は、「すべて計算しているわけではないが、安くなるケースがほとんどだ」と語り、新たに導入されるプログラムに自信を見せた。
通信料と端末代金を合わせた料金の全体像を示したドコモ。この発表を受けて、KDDIとソフトバンク、そして10月に新規参入する楽天の今後の動向が注目される。