【NTT2021年度決算発表】当期利益、初の1兆円超え

2022年5月13日 12時53分更新


NTTは2022年5月12日に2021年度の連結決算を発表した。
オンライン上で視聴可能な記者会見は3Dバーチャル空間(DOOR(*1))にて参加可能であった。(*1:NTTが運営する3Dバーチャル空間)

◇NTTの決算概況
2021年度の決算は対前年増収増益となった。営業収益が前年比+1.8%の12兆1,564億円、営業利益が前年比5.8%の1兆7,686億円、当期利益が前年比+28.9%の1兆1,811億円と3つともに過去最高を更新し、当期利益は初の1兆円超えとなった。海外営業利益率は、前年比+3.3ptで6.3%と、23年度の7%の目標達成が見え始めた。

2021年度の収益利益の好調はNTTデータをはじめとする各社の増収、ドコモの完全子会社化による利益取り込みによるものだと話した。

◇NTTドコモの決算概況

ドコモ、NTTCom、NTTコムウェアを含んだ新しいドコモグループの決算の概況として発表した。

営業収益は前年比-0.2%の5兆8,702億円、営業利益は前年比+1.2%で1兆725億円、当期利益は前年比+0.3%で7,521億円となった。なお、設備投資費用は、前年比-4.9%で6,986億円となった。

 

旧ドコモグループのみの決算概況についても発表された。
営業収益は前年比-0.2%の4兆7,138億円、営業利益は前年比+1.6%で9,276億円、当期利益は前年比+3.0%で6,480億円となった。なお、設備投資費用は、前年比-3.7%で5,481億円となった。

 

成長領域であるスマートライフの領域が牽引し、業績予想よりも約80億円ほど上回る結果となったと語る。

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