NOTTVが2016年6月をもってサービス終了へ、サービス開始から僅か4年間

2015年12月1日 17時17分更新


 NTTドコモの子会社であるmmbiは、同社が提供しているスマートフォン向け放送サービス「NOTTV」を2016年6月30日をもって終了させると発表した。それに伴いサービスの新規申込受付も中止される。

 「NOTTV」は2012年より開始された「マルチメディア放送」を謳うサービス。地上波アナログ放送が使用していた周波数帯を用いて発信されている。視聴には専用チューナーを搭載したスマートフォンが必要であり、主にNTTドコモから発売されるAndroidスマートフォンがNOTTV対応となっていた。

 サービス終了については「昨今のスマートフォン向けのインターネットなどによる映像配信の普及により、当初想定していた会員数の獲得に至らず、今後の事業継続が困難な見込みであることからサービスを終了すること」としている。国内では多くのシェアを占めるiPhoneが非対応であったこともあり、開始から4年経ても約150万契約に留まっているため、これ以上赤字を続けるわけにはいかないという判断での撤退と思われる。
 スマートフォン向け放送サービスでは2016年3月より「i-dio」のサービス開始が控えているが、こちらも現時点では対応端末は1機種のみ。NOTVと同じ轍を踏まぬよう、注目していきたい。

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