各報道機関が伝えたところによると、総務省は個人の携帯電話向けに「060」、機器同士の通信用に「020」で始まる電話番号を新たに割り当てる方針であることが判明した。
・日本経済新聞:電子機器通信に専用携帯番号、「020」開放
・時事ドットコム:電子機器・携帯に新番号=IT環境の変化に対応へ-総務省
2013年に「070」を個人の電話番号向けに新たに開放し、現在は「070」「080」「090」が割り当てられているが、早ければ2018年に既存の番号が枯渇する見込みであり、それに備えて「060」を新たに開放する計画のようだ。早ければ来年度にも制度が改正される見込みであるという。
枯渇が見込まれる背景にはスマートフォンの複数持ちの増加や、機器間通信に携帯電話番号が利用されていることが挙げられる。そのため本格的なIoTの普及に備え、従来ポケベルに使われていた「020」の余っている番号を機器間通信用の番号へと開放する方針だ。
また今後も需要が増え続ければ、現在は使われていない「030」や「040
」を利用する可能性もあるとしている。