NTTドコモが法人向けLTE対応「通信型ドライブレコーダー」を提供開始、交通事故削減やコスト削減を期待
2017年4月7日 16時15分更新
株式会社NTTドコモは、LTE通信機能を搭載したドライブレコーダー「TMX-DM02A」を法人向けに4月10日より提供を開始すると発表した。これにより、事故状況の即時把握や日常の運転技術向上が可能となり、さらに法人向けクラウドパッケージサービスで提供中の「docoですcar Safety」とセットで利用することでことで、安全運転支援サービスを利用できる。
主な特徴としては、急ハンドル、急ブレーキなど事故相当の衝撃を検知すると前後10秒の映像を記録し、自動でクラウド上にアップロード可能。ドライブレコーダーに内蔵されたセンサーにより、安全運転診断を行い点数化。ドライバーの安全運転支援および事故削減燃費削減を実現。カメラを用いたレーン片寄りや車間距離の検知およびドライバーへの通知により、事故を未然に防ぐ運転サポート機能を搭載。
同製品は急ハンドル・急ブレーキ等の事故相当の衝撃を検知するとその映像をリアルタイムにクラウド上にアップロードする。これにより、荷物の運送中に事故が発生した場合、衝撃を検知し、事故時の映像をアップロードすることで、管理者は即時に事故状況を把握し、運転者への事故対応の指示や、荷主への連絡、代わりの車両の手配などを速やかに行うことが可能となる。
一般的なドライブレコーダーは、事故発生時の映像記録用として主に活用されているが、同サービスは、ドライブレコーダー本来の用途に加え、運転データをクラウド上で収集し、日常の運転習慣を解析・評価することができる。その結果を活用し、個々のドライバーへの運転指導を行うことで、運転技術の向上につながり、事故やヒヤリハットの削減が期待できるとしている。
1IDから申し込み可能で、設備構築なしに導入することができ、本体販売価格35,000円(税別)、年額利用料は12,000円/ID(税別)。
NTTドコモは、導入に伴い交通事故削減だけでなく、運転技術向上に伴うエコドライブによる燃費改善等のコスト削減を期待している。
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