“貼るだけ”で 75 の国と地域で海外データ通信が可能に!日本初の「サブ SIM」技術を 変な SIM に導入

2018年6月12日 12時03分更新


 H.I.S.Mobile株式会社は、利用者が現在契約している携帯事業者が提供している通信契約はそのままに、格安海外データ通信を可能にする、メインのSIMカードに貼って使う事ができる「サブSIM」(※1)を導入した「変なSIM」を6月22日(先行予約受付中)よりH.I.S.モバイルの専用ホームページより発売開始する。サービス開始は、7月1日を予定。

変なSIM

 変なSIMは、現在利用しているスマートフォンのSIMカード(メインのSIM)に貼ることで使用が可能となる。この技術を導入することにより、旅行者は一度「変なSIM」を貼ったSIMカードをセットすると、SIMカードを変更しない限り、抜差しすることなく、海外旅行中も国内電話番号を発着信するモード(メインのSIM)と、海外通信を1日500円で利用できる変なSIMをアプリ上での切り替えだけでいつでも利用する事が可能。

 この変なSIMには、先般、金融庁から発表された、「FinTech実証実験ハブ」支援決定案件(※2)で採用されている、サブSIMを導入。「FinTech実証実験ハブ」では、日本で初めてSIMカードを金融取引の認証行為や電子署名として利用する実証実験が行われる。H.I.S.モバイルでは、サブSIMにセキュリティの観点からも、商用段階でいち早くスマートフォンで安全・安心に金融取引が可能となるよう協力し、「変なSIMカード」(※3)のコンセプトである“より良いものに進化・変化していくSIM”として挑戦を続けるとのこと。

【新 変なSIM、変なSIMカードを利用した通信の手順】

変なSIM手順

(※1)サブSIM(変なSIM)とは
通常のSIMカードはプラスチックタイプのものであるが、サブSIMは薄いシールにICチップを埋めこんだもの。更に、このSIMは外部からデータの書き換えが出来る為、1つのSIMスロット内に2枚のSIMを埋め込んだ形。また、サブSIMはデータの書き換えが行える利点を活かして海外の通信データを海外利用時のみ書き換えて利用させ、日本にいるときはいつものSIMカードを使うという利用方法が可能となる。

(※2)「FinTech実証実験ハブ」支援決定案件とは
金融庁が、ファイナンス・テクノロジーを活用したイノベーションに向けたチャレンジを加速させる観点から、フィンテック企業や金融機関等が、前例のない実証実験を行おうとする際に抱きがちな躊躇・懸念を払拭するため、「FinTech実証実験ハブ」を設置し、金融庁として本スキームを通じた支援を行うことを決定したもの。

(※3)変なSIMカードとは
75の国と地域の通信会社とデータ通信が可能なSIMカード。500円(200MBまで/1日)の単一価格で提供。専用アプリでは購入・利用開始の制御に機能を絞り、SIMカード利用時の通信設定(APN設定)もアプリが自動で設定書き換えを行うため、端末設定の煩わしさを軽減しつつ利用しやすい仕様となっている。
 
 
 

 

 
 

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