ソフトバンク、2020年3月期決算は増収増益で好調

2020年5月18日 11時16分更新

 ソフトバンクは、2019年度の決算説明会をオンラインで実施した。売上高はZホールディングスを連結子会社化した前年同期比4%増の4兆8612億円、営業利益は前年同期比11%増の9117億円の増収増益の決算となった。

 コンシューマ事業の内訳は、物販等が前年同期比8%減の6361億円、ブロードバンドが6%増の3838億円、モバイルが2%増の1兆6768億円となり、通信サービスは前年比4%増となった。

 法人事業の売上高は、前年同期比3%増の6389億円。クラウド化やそれに伴うサービスやセキュリティ関連などが好調。

 ヤフー事業の売上高は、前年比前年同期比10%増の1兆529億円。ソフトバンクとヤフーとの連携で、広告出稿額増大や新規顧客の獲得などで約44億円の連携効果があった。

 決済代行事業のSBペイメントサービスの営業利益が前年同期比60%増の69億円。決済取扱高が約3.5兆円にのぼり、今後も成長が期待される分野であるとした。

 2020年度の連結業績は4兆9000億円の増収と予想。新型コロナウイルスの影響を受ける2020年度も、増益増配を行う。売上高は、1%増の4兆9000億円、営業利益は1%増の9200億円、純利益は、3%増の4850億円を予想しているとのこと。

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