NTTドコモグループ、温室効果ガス排出量を実質ゼロとする「2040年ネットゼロ」を発表

2023年11月7日 12時28分更新


 NTTドコモグループは、「あなたと環境を変えていく。」というスローガンのもと、自社の事業活動での温室効果ガス排出量を2030年までに実質ゼロにする「2030年カーボンニュートラル宣言」を推進しているが、温室効果ガス排出削減目標の対象をサプライチェーン全体に拡大し、2040年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとする「2040年ネットゼロ」を発表した。
 NTTドコモグループは、脱炭素社会の実現に向けて、現在NTTドコモグループが排出する温室効果ガス排出量の約8割を占めるサプライチェーンでの温室効果ガス排出量削減に取り組み、サプライチェーン全体で2040年までにネットゼロの実現をめざすとのこと。
 これまで、「2030年カーボンニュートラル宣言」に向けた取り組みとして、オフサイトPPAの導入などによるグリーン電力化を行っており、2023年度中にNTTドコモが保有するすべての通信ビル・オフィスビルをグリーン電力にするほか、仮想化無線基地局の導入などによるネットワークの省電力化に取り組む。
 また、「2040年ネットゼロ」に向けた取り組みとしては、2030年度までにすべてのドコモショップのグリーン電力化をめざすほか、通信設備などの調達において温室効果ガス排出削減を進めるサプライヤーからの採用を推進。加えて、サプライヤーと連携し、CO2排出量可視化ツール「CO2MOSTM」および分析支援コンサルティングサービスの提供や、液冷方式により高発熱サーバーに対応した超省エネ型データセンターサービス「Green NexcenterTM」の提供などにより、サプライチェーンでの温室効果ガス排出量の削減に貢献するとのことだ。

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