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KDDI、26年3月期第1四半期の決算発表-増収減益

 KDDI株式会社は2026年8月1日、2025年3月期第1四半期の決算を発表した。売上高1兆4,363億円(前年同期比3.4%増)、営業利益2,725億円(前年同期比1.6%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,711億円(前年同期比3.3%減)と増収減益となった。減益においては、期初からの織り込み済みの一過性の損失73億円が影響した。

 主要事業は成長しており、期初の想定通りの進捗と強調した。「つなぐチカラ」の成長に引き続き注力し、KPIをパーソナルセグメント+ビジネスセグメントに変更し、モバイル収入の成長に注力。今期ではモバイルARPU、スマートフォン稼働数が順調に成長しており、着実に進捗した。

 またモバイル収入の成長には新プランの好発進も要因に挙げられた。「つながる体験」価値とデータ使い放題、データ大容量プランが好評となっている。日常生活内での「つながる体験」以外にも「au Starlink Direct」により、沿岸部、山間部での通信が安心して行うできる。また「au海外放題」では海外に旅行をする顧客層に好評となっており、6月度時点で利用者の6割が通信セットプランに加入している。

 次の成長に向け「デジタルデータ×AI」を進める。高輪に「Real×Tech LAWSON」が始動し、今年6月に「未来コンビニ1号店」をオープン。7月にはオフィス環境に特化した店舗2号店もオープンした。リモート接客、スマホレジ、配送ロボットなど最先端技術を取り入れ、生産性の向上を進めている。

データ高速無制限で「U-NEXT」見放題の「Rakuten最強U-NEXT」を提供開始

 U-NEXTと楽天モバイル株式会社(以下「楽天モバイル」)は業務提携に向けた基本合意契約を締結し、U-NEXTの見放題コンテンツを楽天モバイルギガ無制限で楽しめる「Rakuten最強U-NEXT」を発表した。「Rakuten最強U-NEXT」は2025年10月(予定) より、「楽天モバイル」公式サイト、「楽天モバイルショップ」および「楽天モバイル公式 楽天市場店」において申し込み受付を開始。

 楽天モバイルはこれまで、データ利用量が少なければ段階的に月額料金が安くなる「Rakuten最強プラン」を提供し、契約数も純増するなど低廉でシンプルな料金プランで支持を集めてきた。一方U-NEXTは、有料契約者数は466万人を超え(2025年2月時点)、2024年の定額制動画市場シェアで2位につける(※)ものの、他サービスと比べて高めな料金設定であることから、価格ハードルが解約理由の1つにもなっていた。

 そこでこの度、楽天モバイルとU-NEXTは、「Rakuten最強U-NEXT」(月額3,880円/税込4,268円)を発表。U-NEXTが視聴可能で、U-NEXTで配信している映画、ドラマ、アニメ、音楽、スポーツのほか、200誌以上の雑誌や3000冊以上の児童書などを、データ容量を気にせずギガ無制限で楽しまるお得な内容(毎月付与される1,200ポイントは含まれない)。また、2025年10月(予定)から、「U-NEXTサッカーパック」で配信している試合の中から、毎月数試合を追加料金なしで提供予定。

 なお楽天モバイル「Rakuten最強U-NEXT」では、「Rakuten最強プラン」契約者に提供している「楽天マガジン」や「楽天ミュージック」等のデジタルコンテンツ特典、「Rakuten Link」や海外ローミング等のすべてのサービスが利用可能。「最強青春プログラム」や「最強こどもプログラム」等の各種プログラムを適用いただくことで、よりお得にU-NEXTを楽しめる。

 なお楽天モバイルでは、本日6月23日(月)から9月30日(火)まで、初月実質最大2,000円(税込2,200円)で「Rakuten 最強プラン」のギガ無制限と「U-NEXT」をセットで利用できる「Rakuten 最強 U-NEXT 先行」キャンペーンを実施する。「U-NEXT」より付与される1,200ポイントと合わせるとさらにおトクに楽しめる(詳細は下記キャンペーンサイトにてご確認ください)。

※GEM Partners「動画配信(VOD)市場5年間予測(2025-2029年)レポート」より

参照元:https://www.unext.co.jp/press-room/rakuten-mobile-2025-06-23(抜粋)

SIMフリースマートフォン「AQUOS wish5」を発売

 スマートフォンとして初めて※1振動で発動する防犯アラート機能を搭載。「超いいよりも、ちょうどいい」使いやすさを追求したベーシックモデル

「AQUOS wish5」<SH-M32>(左から、ミソラ、ナデシコ、ワカバ、ユキ、スミ)

 シャープは、ベーシックモデルのSIMフリースマートフォン「AQUOS wish5」<SH-M32>を本年6月26日より順次発売する。幅広い世代に向けた「超いいよりも、ちょうどいい」使いやすさを追求したモデル。

 本機は、スマートフォンとして初めて振動で発動する防犯アラート機能を搭載。本体を振るだけで大音量の警告音を発するうえ、あらかじめ登録した連絡先に自動で電話をかけ、緊急電話であることを伝える。また、同時に位置情報も送信する。カバンやランドセルなどに入れたままでも反応するため、即座に異変を知らせることができる。AIを活用した電話アシスタント機能も搭載。通話内容を解析し、不審な電話をブロック。もしもの時に安心の機能が充実。

 さらに、約6.6インチの大型ディスプレイを搭載。120Hzの高速駆動に対応したうえ、輝度も向上したことで、よりなめらかで明るく見やすい表示になりました。大容量の5,000mAhバッテリーにより、動画視聴やゲームなどを満喫できます。加えて、IPX9※2の防水性能を新たに装備。80℃の高温や高圧の水流にも耐えられるので、日常生活はもちろんアウトドアシーンでも気兼ねなくご利用いただけます。

■ 主な特長

1.防犯アラート機能やAIを活用した電話アシスタント機能など、安心の機能が充実
2.約6.6インチの120Hz高速駆動ディスプレイを搭載し、IPX9の防水性能にも対応
3.5色のカラー展開で、筐体には再生プラスチック材を約60%使用

※1 2025年6月発売モデル「AQUOS wish5」として初。2025年6月18日現在、シャープ調べ。

※2 4方向の角度(0°、30°、60°、90°)から、80℃の高温をそれぞれ30秒ずつ(2分間)高圧で噴射した後でも電話機としての機能を有する防水性能の規格IPX9の認証を取得しています。

■ その他の特長

・「MediaTek Dimensity 6300」を搭載。CPU性能が約20%※3、GPU性能が約13%※5向上

CPUは「MediaTek Dimensity 6300」を搭載。CPU性能が約20%、GPU性能が約13%向上しました。さらに仮想メモリは4GBまで拡張可能になり、なめらかで快適な使い心地を実現しました。microSDカードは、2TBまで対応しています。また、セキュリティのアップデートを4年間サポートします。

・「miyake design」監修による新デザインを採用

デザイナー・三宅一成氏が設立した「miyake design」がデザインを監修。従来機(AQUOS wish4)から好評な、カメラを囲う円でも四角でもない“自由曲線”が印象的なデザインを継承しています。手になじみやすい丸みを帯びた筐体で、優しさを帯びたフォルムと丈夫さを両立しています。

※3 2024年発売モデル「AQUOS wish4」との比較です。

■ 主な仕様

品名スマートフォン
ブランド名AQUOS wish5
形名SH-M32
OSAndroid TM 15
サイズ/質量約 H166 × W76 × D8.8mm/約187g
CPUMediaTek Dimensity 6300オクタコア 2.4GHz×2 + 2.0GHz×6
内蔵メモリRAM 4GB、ROM 128GB
ディスプレイ約6.6インチHD+(720 × 1,612ドット)液晶ディスプレイ
アウトカメラ有効画素数 約5,010万画素 CMOS
F値1.8レンズ[広角79°焦点距離25mm※4相当]
インカメラ有効画素数 約800万画素 CMOS
F値2.0レンズ[広角78°焦点距離26mm※4相当]
対応バンド※55G:LTE:3G:GSM:n1/n3/n7/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n79B1/B2/B3/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B28/B38/B39/B40/B41B1/B5/B8850/900/1,800/1,900MHz
Wi-Fi®IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth®Ver.5.3
バッテリー容量5,000mAh(内蔵電池の標準容量)※6
防水/防塵/耐衝撃IPX5・IPX8・IPX9/IP6X/MIL-STD-810H
生体認証指紋認証/顔認証(マスク対応)
その他の機能おサイフケータイ®/NFCnanoSIM+eSIM DSDV対応、microSDカード対応3.5φイヤホンジャック対応

※4 35mm換算です。

※5 実際に通信可能なバンドは、ご契約の通信事業者やSIM、ご利用いただく国・地域により異なります。

※6 実際に使用できるバッテリー容量は異なる可能性があります。

●「AQUOS」「AQUOS」ロゴ、「AQUOS wish」「AQUOS wish」ロゴはシャープ株式会社の登録商標または商標です。
●「おサイフケータイ」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
● Google、Android、およびその他のマークは、Google LLC の商標です。
● その他記載されている製品名などは各社の商標または登録商標です。

参照元:https://corporate.jp.sharp/news/250618-a.html(抜粋)

第一四半期過去最高売り上げを記録 -楽天グループ

 楽天グループは5月14日、2025年度第1四半期決算を発表した。売上収益は5627億円(前年同期比+9.6%)で過去最高売上となった。連結Non-GAAP営業利益は3億円の赤字、連結EBITDAは799億円。全セグメントで、収益、営業利益ともに改善、増加が見られる。

2025年度 楽天モバイルはEBITDA通期での黒字化を目指す
 楽天モバイルをフックに楽天エコシステムユーザー数を増やすことができており、垂直方向、水平方向の拡大に寄与している。

 楽天モバイル株式会社の売上収益は1107億円(前年同期比+10.9%)、Non-GAAP営業利益は513億円の赤字(前年同期比+143億円)、固定資産税を除いたEBITDAは1億円(前年同期比+164億円)。

 全契約回線数は863万、調整後MNO解約率は1.56%、ARPUは2827円となり、MNOサービス売上は前年同期比+31.9%となっている。
 ネットワークの仮想化により販管費の増加を抑え、利益の飛躍的な拡大を見込む。

 2026年第4四半期での国内サービス開始を目指しているRakuten最強衛星サービスでは他社の衛星通信サービスとは違い、動画視聴や、SNSなどでの高速通信を可能にする。

 さらなる顧客獲得に向けて、店舗数拡充によるオフラインチャネルの強化を推進し、中高齢の獲得推進、都心以外での獲得数拡大を狙う。

アルテリア、5G通信方式に対応し新たな2つのモバイルプランを追加

 月間最大100GBのデータ容量を効率的にシェアする「容量シェアプラン」通信速度常時最大3Mbpsで利用可能な「レートリミットプラン」~多様化する企業の通信環境のニーズに対応~

 アルテリア・ネットワークス株式会社(以下:アルテリア)は、インターネットを経由せず完全閉域型で社内ネットワークへの接続が可能な「セキュアモバイルアクセス(D)」、インターネット接続サービスの「ブロードバンドモバイルアクセス(D)」、VECTANT クローズドIPネットワークのアクセス回線として利用できる「モバイルアクセス(D)」の各モバイルサービスが5G*通信方式に対応し、新たな2つのプランを追加して、2025年5月14日(水)より販売を開始する。

 新たに追加する「容量シェアプラン」は、1グループ内で契約したデータ容量を複数のSIM端末でシェアできるほか、月間最大100GBまでの大容量通信にも対応。また「レートリミットプラン」は、月間のデータ通信量に関わらず常時最大3Mbpsの通信速度で利用できるため、データ通信量を気にせず安定した通信環境を求める方に最適。

*5G NSA(Non-Stand-Alone)方式を用いている。

5G通信方式に対応し、新たな2つのプランを追加

・5G通信方式
 従来の4G/LTE方式に加え、5G通信方式での提供プランを用意しました。多様化するニーズに対応することで、利便性向上を実現していく。

・新たな2つのプラン
 「セキュアモバイルアクセス(D)」、「ブロードバンドモバイルアクセス(D)」、「モバイルアクセス(D)」では、1SIM毎に利用可能な容量が設定されているスタンダードプランに加え、「容量シェアプラン」と「レートリミットプラン」の2つのプランを追加。

提供プラン

※1 プラン毎に設定されたデータ量を超過した場合、当月末まで記載された速度規制が実施される。グループの月間データ総容量を超過した場合、グループに所属する全回線の通信速度が制限される。データ容量が余った場合は翌月に繰り越し可能。基本契約のみ(1SIM,1回線)でも利用可能。
※2 バックアップタイプは平常時に利用するメイン回線が障害時のみに動作するもの。
※3 レートリミットプラン3Mのみ、メイン回線としても利用可能。

販売開始日

2025年3月10日(月)

提供開始予定日

2025年6月下旬

参照元:https://www.arteria-net.com/news/2025/0514-01(抜粋)

スマホ・タブレットの端末価格の海外比較を発表-ICT総研

 株式会社ICT総研は5月9日、「2025年5月 スマートフォン・タブレット端末価格の海外比較」の概要をまとめた。

■ 日本でのiPhoneおよびGalaxyの価格はG20平均より約15%安い。
■ 日本でのPixel Tablet価格はG20平均より約17%安く、iPadは、約11%安い。

 原材料や輸送コストの上昇、円安等の影響を受けて物価が上がっているが、スマートフォン、タブレット端末も例外ではない。ここに来て、米国のトランプ政権による関税措置による影響も懸念されている。その実態を把握するため、2025年4月時点の主な端末のメーカー直販価格を調査した。調査対象国は、G20構成国(日本、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ共和国、トルコ)としている。 
 

日本でのiPhoneおよびGalaxyの価格はG20平均より約15%安い。

 調査の結果、日本でのスマートフォン端末の価格はiPhone16 Proが174,800円(G20平均-18.4%)、iPhone15が127,800円(G20平均-13.9%)、iPhone16eが99,800円(G20平均-13.6%)、Galaxy S25が129,000円(G20平均-15.8%)であった。iPhoneとGalaxyはG20平均と比べて価格がおおむね15%前後安いことが分かった。
 一方で、Google Pixel 9、Google Pixel 8a、Redmi 12 5G(Xiaomi)については、日本での価格とG20平均があまり変わらない、もしくは日本での価格がG20平均を若干上回る結果となった。
 ちなみに、iPhone15は2024年10月時点の当社調査においても、日本での価格が今回調査と同金額であり、当時から直販価格は値上げされていない。

日本でのPixel Tablet価格はG20平均より約17%安く、iPadは、約11%安い。

 タブレット端末について見ると、G20平均との価格差が最も大きいのはGoogle Pixel Tabletであり、日本での価格は57,800円(G20平均-17.2%)であった。アップルのiPad Proの日本での価格は168,800円(G20平均-10.9%)、Galaxy Tab A9+が35,799円(G20平均-10.8%)であり、これらもG20平均と比べて日本での価格は安い。一方で、Surface Pro 11は日本での価格が210,980円(G20平均+5.2%)と、日本での価格の方がやや高い結果であった。ちなみに、iPad Proについても、2024年10月の当社調査時と日本での端末価格は変わっていない。
 米国のトランプ政権による関税措置の影響が注目されているが、調査時(2024年4月8日~15日)のスマートフォン、タブレット端末の価格は2024年10月調査時と比べても大きな傾向は変わっていない。ただし、今後の米国による追加関税、相互関税およびそれに呼応する形での各国の報復関税等の行方次第では、スマートフォンやタブレットの端末価格も上昇してくる可能性がある。
 ICT総研では、今後も、携帯電話やスマートフォンの「利用実態」、「価格・料金」、「つながりやすさ」、「通信速度」など、ユーザーにとって参考・指標となる調査データを定期的に発信していく方針である。
 

* 本資料における全ての文章、数値、表、データは、調査実施時点のものである。
* 調査期間は2025年4月8日~15日。
* 税関の為替レート(4月13日~4月19日)で日本円換算した。
 https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/kawase/index.htm
* G20のうち、「欧州連合」と「アフリカ連合」は国ではないため、対象には含めていない。

出典元:ICT総研
https://ictr.co.jp/report/20250509.html/

■株式会社ICT総研について
ICT総研は市場調査会社・シンクタンク出身者を中心に2011年に設立された独立系調査会社です。
主な事業内容:ICTおよびその他分野に関する市場調査、コンサルティング、出版
資本金:1000万円
代表者:代表取締役 齊藤 和
従業員数: 企画スタッフ・リサーチャー・アナリスト 合計20名(契約スタッフを含む)
URL https://ictr.co.jp/

日本のスマホ料金、20GB以下では最安水準を維持 ー ICT総研

■ 日本のスマホ料金は、データ容量20GB以下の料金プランで、6カ国中最も安い水準。
■ 日本のスマホ料金は2021年に大きく低下した後、非常に安い水準を維持。

 株式会社ICT総研は2025年4月11日、「2025年4月 スマートフォン料金の海外比較に関する調査」の結果をまとめた。
 2021年に、政府の要請を受けて値下げされた国内MNO(移動体通信事業者)の携帯電話料金は、一定程度の通信品質を維持しつつも、国際的に見ても安い水準となった。オンライン専用プランや楽天モバイルの利用者拡大も受け、その後この料金水準はどう推移しているのか、日本のスマートフォン料金の現状を定点調査した。
 調査対象は日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、韓国の 6 カ国の 主なMNO とし、各国のスマートフォン料金は2024年12月時点のものとした。

日本のスマホ料金は、データ容量20GB以下の料金プランで、6か国中最も安い水準。

 調査の結果、2024年12月時点における調査対象6カ国の月額のスマートフォン料金平均は、データ容量2GB 2,770円、5GB 2,971円、20GB 3,428円、無制限 6,114円であった。
 データ容量2GBでは、日本が1,312円で6カ国中最も安く、データ容量5GBと20GBではフランスが2,177円で最安、データ容量無制限ではイギリスが3,753円で最も安い結果となった。日本はデータ容量5GB、20GBでは最も安いわけではないが平均を大きく下回る料金水準であり、データ容量2GB、5GB、20GBをトータルで見ても、最も安い水準にあると言える。一方で、データ容量無制限では、日本は6,372円。6カ国平均(6,114円)をやや上回る水準となっている。
 全体的に見て、アメリカの料金水準の高さが目立っているが、これは各国の料金を購買力平価で円換算している影響もあるものと見られる。各国の料金水準の傾向は、当社の前回調査(2023年3月時点の料金)と比較して、大きく変わっていない。

日本のスマホ料金は2021年に大きく低下した後、非常に安い水準を維持。

 今回は2024年12月時点のスマートフォン料金を調査したが、当社による過去の調査と比較することで、調査対象6カ国のスマートフォン料金の推移を示した(表2)。
 日本の料金は、2020年3月から2021年12月にかけて、料金水準が大きく下落していることが読み取れる。その後は大きな変化は見られず、同程度の料金水準を維持している。
 やはり、2020年の楽天モバイルのMNOサービス開始、2021年のオンライン専用プラン「ahamo」(NTTドコモ)、「povo」(au)、「LINEMO」(ソフトバンク)の開始などが日本のスマートフォン料金の低下に大きな影響を与えていると言えよう。調査対象の6カ国の中でも、日本は2020年から2021年の時期の料金変動が著しい。
 2023年ごろからNTTドコモのネットワーク品質の低下が指摘されるなど、必ずしも日本の通信品質は最高水準にあるわけではないが、欧米と比べても一定程度の品質は維持していると見られる。NTTドコモをはじめ、大手キャリア各社は通信品質向上に取り組んでいるが、人件費や様々な資材の高騰が続いていることからどこまで設備投資を維持・拡大できるか不透明な状況にある。
 日本のスマートフォン料金は世界的に見て最も安い水準を維持しているものの、設備投資を怠ればAI対応や、5Gから6G時代に向けた世界最高レベルのネットワーク技術を先導することは難しくなる。
 ICT総研では、携帯電話料金やネットワーク品質の今後の展望を予測するため、今後も同様の調査を実施していく方針である。

【本資料の調査結果・推計データについて】
 
*2024年12月の料金は、調査対象6カ国の2024年12月時点の5Gスマートフォン料金(基本料金+データ定額料金。音声通話料金や定額通話サービス料金は含まない。契約に伴って自動的に適用される割引がある場合は割引適用後のもの)について、各種公開資料をまとめて分析したものである。
*2024年12月、2023年3月、2021年12月の調査対象事業者(ブランド)は、NTTドコモ(日)、KDDI(日)、ソフトバンク(日)、楽天モバイル(日)、Verizon(米)、AT&T(米)、T-mobile(米)、O2 (Telefonica UK)(英)、EE (BT Group)(英)、Vodafone UK(英)、Tree(英)、Orange(仏)、SFR(仏)、Sosh(仏)、RED(仏)、Free mobile(仏)、Bouygues Telecom(仏)、Telefonica Deutschland Holding(独)、Vodafone(独)、Telekom Deutschland(独)、Blau(独)、Otelo(独)、Congstar(独)、SK Telecom(韓)、KT(韓)、LG Uplus(韓)。
*2020年3月の料金は各国上位3社のMNOの4Gスマートフォン料金。
*携帯電話料金は、各国の調査対象事業者の月額平均料金である。一定期間を対象とする割引がある場合には、24ヶ月に平準化した。なお、金額は「税込」を「購買力平価換算」で円通貨に換算した。
(2020年3月、2021年12月の購買力平価は「OECD.stat」、2023年3月の購買力平価は、「World population review」、2024年12月の購買力平価は「Implied PPP conversion rate」(IMF)から算出。)
*本資料における全ての文章、数値、表、グラフデータは、アンケート調査、各種文献等を元に当社アナリストが記述・推計したものであり、当該企業や公的機関等の公表値と異なる場合がある。
*本資料は報道・ニュースメディア向け資料であり、許可無く、データ、グラフ等を広告および販促活動に利用することを禁ずる。
*本資料に記載された文章、グラフ等を報道、各種ホワイトペーパー、セミナー資料、学術研究資料等に転載する場合は、「ICT総研調べ」「出典:ICT総研」などの表記を加えて下さい。

出典元:「ICT総研」https://ictr.co.jp/report/20250411.html/

関東、関西で6月から「ドコモガス」始まる

 NTT docomoは2025年2月25日、新たなエネルギーサービス「ドコモガス」を発表した。2025年6月から提供を開始。このサービスは、関東の東京ガス供給エリア、関西の大阪ガス供給エリアでのみの提供となる。

dカードで利用料金を支払う場合、「ドコモでんき」とのセット利用で電気料金は関東で最大14%、関西では最大22%のポイント還元となる。ガス料金は両地域1%。
これにより「ドコモでんき」「dカード」とのシナジーを生み出し、さらなるドコモ経済圏の拡大を図る。

またサービス開始記念として、dポイントが最大1000ポイント進呈するdポイントプレゼントキャンペーンも実施する。
申し込みはドコモショップ、量販店、Webサイトから可能となる。

愛知県豊田市が電子契約率約98%を達成

 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が開発・運営する電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」(以下、GMOサイン)は、2023年6月に利用開始した愛知県豊田市(以下、豊田市)における建設事業者・工事関係委託事業者(※1)との電子契約率が97.8%に達したことをお知らせする。

 豊田市では、2024年に建設事業者・工事関係委託事業者と結んだ全ての契約285件のうち、279件が電子化された。この成果について、同市は以下の二点が要因と考えている。

 一つ目は、提出書類のフルペーパーレス化の実現。契約の際、建設・工事関係委託事業者が自治体に提出する書類は、契約書以外に契約保証書、前払金保証書など多岐にわたる。同市は、これら全ての提出書類を電子化し、来庁による持参や郵送を一切行わず契約締結に至れる環境作りを進めた。事務作業を大幅に軽減できるフルペーパーレスな申請方法は、多くの建設・工事関係委託事業者に選ばれ、結果として電子契約の割合も高水準に達した。

 二つ目は、「GMOサイン」の迅速かつ丁寧なサポート対応。同市は、「GMOサイン」はトラブルが発生した際の対応が早く、自治体・事業者ともに契約業務が円滑に進んでいるとして、本サービスのサポート体制を高く評価した。

出典元:https://www.gmogshd.com/news/news-14799(抜粋)

iPhoneSE4(第4世代)いくらまでなら購入するか楽天モバイルで検討中のユーザーに独自調査

 企業と顧客をつなぐDXクラウドサービスを展開する株式会社ショーケースが運営する格安SIMの比較サイト「ショーケース プラス格安SIM」は、「iPhone SE4の購買意欲調査」を発表した。

<アンケート概要>

調査結果:https://www.showcase-tv.com/sim/rakuten-iphonese4-reservation/

集計期間:2025年02月14日〜2025年02月15日

対象:日本在住の10代~60代の男女100人

調査機関:自社調査

備考:アンケートの詳細については上記「調査結果」にて全文公開中。

■調査結果① iPhoneSE4(第4世代)いくらまでなら購入しますか?

 調査の結果、回答にはばらつきがあるものの「80,000円以下であれば購入したい」という意見が多いことが分かった。
 近年、iPhoneの価格が上昇していることもあり、高価格帯でも購入を検討する人が増えているようだ。

■調査結果② iPhoneSE4(第4世代)に求めるものはなんですか?

 続いて、iPhone SE4(第4世代)に求めるものを調査した結果、僅差ではあるが、「価格の安さ」が最も重視されていることが分かった。
 「性能の良さ」を求める声も多く、iPhone SE3(第3世代)では物足りなさを感じる人も少なくないようだ。また、指紋認証に関しては過去に重要視する意見が多かったものの、最近では優先順位が下がってきていることが分かった。

他にも下記2つの調査を実施している。

調査結果③楽天モバイル以外に検討しているSIM会社はありますか?
調査結果④どの機種からiPhone SE4(第4世代)へ乗り換えますか?

上記のアンケート調査の結果は「ショーケース プラス格安SIM」の本記事内で公開している。

出典元:https://www.showcase-tv.com/sim/rakuten-iphonese4-reservation/(抜粋)