NordVPNは2026年8月4日、「世界インターネット接続指数2026」を発表した。調査対象97か国中、日本の総合順位は32位となり、前年の18位から順位を下げた。
本指数は、NordVPNの海外旅行者向けeSIMアプリ「Saily」の調査チームがまとめたもので、「サイバーセキュリティ」「インターネット品質」「料金」「インターネットの自由度」の4分野から各国のインターネット環境を評価した。同調査によると、総合1位はエストニアで、リトアニア、デンマーク、ポルトガル、フランスが続いた。
日本はサイバーセキュリティ21位、料金83位と明暗。総合上位は欧州諸国が中心
日本は分野別に見ると、サイバーセキュリティで世界21位となり、4分野の中で最も高い評価を得た。インターネット品質は33位、インターネットの自由度は32位と、いずれも中位にとどまった。一方、料金分野は97か国中83位となり、下位に位置した。同調査で採用された国際データソースによると、モバイルデータ1GBあたりの料金は約18.80米ドル(1ドル=約164円換算で約3,000円)とされ、世界的に見て高い水準にあるとしている。なお、この数値は指数算出用の国際データソースに基づくもので、国内で実際に提供されている料金プランの価格とは異なる場合があるとされている。
NordVPNは、日本の総合順位が前年の18位から32位となった点について、本指数が各国を相対的に評価する仕組みであるため、順位の変動は日本単独の状況だけでなく、他国の環境改善や対象国・データの更新も反映すると説明している。同社は、今回の順位変動が日本のインターネット環境そのものの悪化を示すものではないとしている。
世界全体の傾向としては、上位15か国のうち13か国を欧州の国が占めた。上位3か国はエストニア、リトアニア、デンマークで、フランスやオランダ、ドイツ、イギリスなど西欧・北欧諸国が続いた。欧州以外では、モルドバがインターネットの自由度の改善を背景に世界8位となったほか、チリが南米から唯一15位に入った。NordVPNの最高技術責任者(CTO)マリユス・ブリエディス氏は、日本のインターネットについて安全性が高く基盤が整っているとした上で、モバイルデータの料金が今回の結果で改善余地が最も大きいとコメントした。また、旅行者にとって現地の通信料金が旅行体験を左右する要素の一つであり、各国の料金水準を可視化することに意味があるとしている。
参照:NordVPN 2026/08/04リリース
2026年版Sailyインターネット接続指数
