スマホに挿すだけワンセグ防災TV「ソナエデンパ」発表。マジックディスプレイテクノロジ
2026年9月2日 09時45分更新

マジックディスプレイテクノロジ株式会社は8月31日、スマートフォンに挿すだけで通信回線や外部電源なしに地上波テレビを受信できる防災TVチューナー「ソナエデンパ」を発表し、2026年9月15日からクラウドファンディングMakuake(マクアケ)で先行販売を開始すると明らかにした。
「ソナエデンパ」は、同社がスマートフォンのType-C端子に挿すだけで自動起動するよう開発したワンセグ対応のTVチューナーだという。対応OSはAndroidで、周囲の地上波電波を自動でキャッチし、首都圏であればNHK総合やNHK Eテレ、民放各局を受信できるとしている。また、Wi-Fiやモバイル通信を使わないため、データ通信量を消費しない点も防災を意識した設計といえる。

停電下でもワンセグ放送を受信、能登半島地震の教訓生かす
本体にはソニー製の高性能チップを採用し、コンパクト設計ながら安定受信を実現したという。放送局の電波塔から直接電波を受信するため、スマホの電源のみで動作し、モバイル通信が途絶した状況でも情報を得られる点を同社はアピールする。
同社は、2024年1月の能登半島地震で電柱の倒壊によりインターネットや電気、テレビが遮断され、情報が孤立した事例を開発の背景に挙げる。内閣府の被害想定では、南海トラフ巨大地震で最大約2,930万軒が停電し、首都直下地震でも都内の5割の地域で停電が想定されるといい、こうしたリスクへの備えとして開発したと説明している。
バッテリー非搭載とすることで、リチウムイオン電池による発火リスクを抑えたほか、受信しながら充電もできるパススルー給電に対応、約100km圏内の電波を拾える「高感度ロングアンテナ」(5m拡張・広域受信アンテナ)をオプションとして用意し、近隣の電波塔が停止・倒壊した場合でも受信できる可能性を高めているという。同アンテナは登山やキャンプなど屋外利用にも活用が見込めるとしている。
なお、現時点での対応OSはAndroidに限られ、iOS対応や大型モニター対応は今後の計画段階にとどまる。
Makuakeでの応援購入価格は、数量限定の早割プランを複数用意。9月15日の公開直後は35%OFFの「超超早割」(9,620円、限定100個)や、20%OFFの「Makuake割」(11,840円、限定200個)などを設定し、複数購入や法人向けプランも用意する。プロジェクト期間は9月15日から10月31日までとなる。
同社は先行販売後、官公庁や地域機関と連携し防災対策としての活用を進める方針を示す。エンタメやスポーツ観戦など平時の用途にも対応させ、日常利用を通じた備えの定着を目指す考えだ。海外展開も視野に入れ、台湾やブラジル、パラグアイ、インド、東南アジアで実証実験を進めている。
参照:マジックディスプレイテクノロジ株式会社 2026/08/31リリース
Makuakeプロジェクトページ(2026年9月15日公開)




