Android TVを初搭載したメディアプレイヤー「Nexus Player」、ソフトバンクグループにて発売開始
2015年2月27日 15時47分更新
2月27日、「Android TV」を世界で初めて搭載したメディアプレイヤー「Nexus Player」がGoogle Playの他、ソフトバンクモバイルやワイモバイル、家電量販店にて販売開始された。価格は1万2800円(税抜)。
「Nexus Player」はテレビとHDMI接続することで、YouTubeや音楽、ゲームなど「Android TV」に対応した様々なコンテンツを大画面で楽しめるようになるものだ。似たような機器では「Apple TV」や同じくGoogleの「Chromecast」が存在するが、「Nexus Player」の最大の特徴は「Android TV」を搭載することだろう。
「Android TV」はGoogleが提供しているテレビ向けプラットフォームであり、Android OSを採用することでテレビ上でスマートフォンのコンテンツを体験できるようになる他、iOSを含むスマートフォンとの連携ができるようになっている。具体的にはテレビという大画面でYouTubeやGoogle Play ムービー&TVなどオンデマンド配信といった映像コンテンツを楽しめるようになるだけでなく、スマートフォンやタブレットの画面をテレビに表示できる「Google Cast」、また「Android TV」に対応しているゲームを始めとした様々なアプリを実行することができる。
「Nexus Player」には音声検索に対応したリモコンが同梱。「Nexus Player」自体の特徴として音声検索が挙げられており、リモコンをマイクとして使うことで画面上のアプリ内だけでなくコンテンツを横断的に検索して表示してくれるなど、スムーズな操作性を追求している。また別売りだがオプションとして専用ゲームパッドも用意されており、この点は「Apple TV」や「Chromecast」との大きな差別化として捉えることができるだろう。
スペックとしてはCPUにIntel Atom 1.8GHzクアッドコアを搭載し、スマートフォン以上のスペックを確保。またグラフィックにはPowerVR Series 6を採用し、処理の大きいゲームにも対応する。RAMは1GB、ストレージは8GBとなっている。
当面の楽しみ方としては大画面テレビでWebの映像コンテンツを楽しむことに重点が置かれそうだ。YouTube、Google Play ムービー&TVだけでなく、hulu、TED、TuneInといったサードパーティ製のものにも対応し、国内ではGYAO !やU-NEXTも対応予定だという。
ただし本体にTVチューナーを内蔵していないため、テレビとWebを横断するようなスマートTVのような使い方はできないので留意したい。
なお発売と同時にワイモバイルではキャンペーンも実施され、NTTドコモ、KDDIからMNPで「Nexus 6」を新規契約するとNexus Playerが無料でプレゼントされる。また既存の契約者向けには「AQUOS CRYSTAL」に機種変更すると、同じく無料でプレゼントされる。また購入者全員にGoogle Playで利用できる2,000円分のコードプレゼントも実施される。
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