長野県大町市、LPWA無線技術を活用しコストを抑えた児童見守りサービスの実証検証開始
2018年10月2日 16時34分更新
長野県大町市および大町市教育委員会、関西電力株式会社は、株式会社ケイ・オプティコムのIoTソリューションを活用し、児童見守りサービスの実証検証を長野県大町市で開始した。同サービスは、通信方式にLPWA無線技術に含まれるLoRa通信方式を利用しており、基地局を他サービスと共用することで、コストを抑えた安価なサービスの提供が可能となる。
また、保護者が指定した範囲からの出入りを通知する機能を有する他、児童の位置情報をピンポイントではない一定のエリア単位で確認できるなど、児童のプライバシーにも配慮している点が特徴。
今回の検証では、LoRa基地局を大町市の施設に設置したうえで、LoRa通信方式に対応した検証端末を携帯した児童の位置情報を、保護者にスマートフォンなどで確認してもらい、「技術的課題の洗い出し」や「ユーザ利便性の確認」を行う。
関西電力は、地域や生活に密着した事業者として、ケイ・オプティコムはIoTソリューション提供事業者として、大町市と連携を図りながら実証検証に取り組み、地域の安全・安心な暮らしに貢献していくとのこと。
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