楽天モバイルネットワーク、ノキアと初の5G実証実験を実施  

2018年10月3日 17時30分更新


 楽天グループの楽天モバイルネットワークは、ノキアソリューションズ&ネットワークス(ノキア)と連携し、ノキアが保有するAir Scale 基地局およびインテル社製のモバイルトライアルプラットフォームを利用した第5世代移動通信方式(5G)のOTA(over the air)による実証実験を初めて実施した。

 同実験は2018年6月から神奈川県川崎市にある「ノキア川崎R&Dセンター」のシールドルーム内において行なわれ、28GHz帯による5G環境下で基礎的な5Gネットワークの性能を評価するために実施された。両社はこの実験において、4K動画や360℃の3D-VR映像のライブストリーミング配信などが5Gに適用されることを実証した。

 楽天モバイルネットワークは、第4世代携帯電話システム(4G)用周波数(1.7GHz帯)における特定基地局の開設計画について、2018年4月に総務省からの当該計画の認定を受け、2019年10月に移動体通信事業者(Mobile Network Operator)としてのサービス開始を目指している。楽天モバイルネットワークは現在、ノキアを含む各種事業者と全国規模でのモバイルネットワークの設計と構築を着実に進めている。今後、楽天モバイルネットワークとノキアは、4Gネットワークの構築だけでなく、5Gを利用した技術実験においても緊密に連携していくとしている。
 
 
 

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