通信サービスは価格から価値へ。56%が特典を魅力的と回答(ALL CONNECT)

2026年4月10日 09時30分更新


 株式会社ALL CONNECTは4月9日、モバイル通信サービスの付加価値に関する実態調査の結果を発表した。全国の20〜60代男女500名を対象に実施した調査では、日常のスマホ利用で特典が貯まるサービスに56.0%が「魅力的」と回答。通信サービスへの不満として「特典・付加価値が少ない」が20.2%で3位に入り、料金以外の価値を求める消費者が5人に1人存在することが明らかになった。

 調査によると、メインで利用している通信サービスは大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)が46.2%で最多。サブブランド(ahamo・povo・LINEMOなど)と合わせると66.0%が大手系サービスを利用しており、依然として大手の寡占構造が続いている。

現在の通信サービスへの不満では「料金が高い」が38.0%でトップだが、注目すべきは「特典・付加価値が少ない」が20.2%で3位にランクインした点だ。乗り換え検討理由でも「料金を下げたい」が54.4%で圧倒的だが、「特典やポイントを充実させたい」(8.2%)と「生活スタイルに合ったサービスを使いたい」(4.8%)を合わせると13.0%が付加価値を重視している。

日常利用で“特典が貯まる”通信サービスに注目集まる

 日常のスマホ利用で特典が貯まるサービスについては、「とても魅力的」24.4%と「やや魅力的」31.6%を合わせて56.0%が肯定的に評価。。特に「ポイント還元・キャッシュバック」が52.4%で最も人気が高く、「金融・決済サービス連携」(14.8%)、「エンタメ特典」(13.2%)、「ショッピング・フリマ関連」(12.8%)と続いた。旅行や移動関連の特典は9.0%にとどまり、生活圏内で実感できるメリットへの関心が高いことがうかがえる。

さらに、乗り換え理由として「料金を下げたい」(54.4%)が主流である一方、「特典やポイントを充実させたい」(8.2%)、「生活スタイルに合ったサービスを使いたい」(4.8%)を合わせると13.0%が“付加価値型サービス”を選ぶ意識を持っている。

ALL CONNECTは、今回の調査により通信サービス市場が価格競争一辺倒から脱却し、付加価値による差別化を志向する段階に入っていると分析している。特に異業種からの参入企業にとっては、自社のブランド力を活かしつつ、ターゲット層のライフスタイルに合致した付加価値設計が成功の鍵になるとみている。

参考:オールコネクトマガジン「モバイル通信サービスの付加価値に関する実態調査【2026年】」

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