運転免許学習アプリが自転車にも対応!安全学習をサポート

2025年5月2日 10時30分更新


 ナビタイムジャパンが提供する運転免許の学習アプリに、自転車の交通ルールに関する新たな機能が加わった。2025年5月1日からの対応で、これまで自動車や自動二輪車の免許取得を目指すユーザーを支えてきたアプリが、自転車利用者も対象とするプラットフォームへと進化。アプリ起動後の学習モード選択肢に、これまでの第一種運転免許、第二種運転免許に加え、「自転車」が追加されたかたちだ。

 自転車の交通ルール専用問題は約120問を用意。交通ルール全般から標識に関する問題まで、自転車の安全運転に必要な知識を網羅。学習の定着度を確認できる実力チェックテストに加え、最終テストで全問正解すると、アプリ上にオリジナルの合格証を表示できるユニークな機能も搭載している。特に、主に小学生を対象としたキッズ問題やキッズ用実力テストも含まれており、学童期からの交通ルール学習をサポートする配慮が見られる。また、警視庁発行の「自転車の正しい乗り方」冊子のPDFもアプリ内に掲載されており、テキスト形式でも交通ルールを確認できる。

 今回の自転車対応の背景には、社会的な要請と法改正の動きがある。警察庁のデータによると、自転車の交通取締検挙件数は年々増加傾向にあり、2024年には51,564件に達した。さらに警察庁は、2026年4月から自転車の交通違反に対し、自動車と同様の交通反則告知書、いわゆる「青切符」を導入する改正道路交通法を施行する方針が発表発表されたことにより、運転免許が不要である自転車も、今後より一層厳しい交通ルールの順守が求められる。こうした状況下で、ナビタイムジャパンは、交通ルール学習と正しい運転知識習得のサポートを通じて、安全な自転車運転の促進や交通事故削減に貢献したいとの思いから、本機能の開発に至った。

 また、交通事故の現状も開発の大きな動機の一つでもある、内閣府の「令和5年交通安全白書」によると、自転車対歩行者の死亡・重傷事故において、自転車運転者の年齢層別で最も多いのが10~19歳で33.9%を占める結果。自転車での行動範囲が広がる学童期から、正しい交通ルールを学び身につけることの重要性が浮き彫りとなったかたちだ。早期からの学習促進が、安全運転の習慣化につながり将来の事故防止・交通事故削減につながるという考えだ。

 本アプリは元々、自動車免許などの学科試験対策として豊富な実績を持っている。最新の道路交通法に対応した約2,000問のオリジナル問題を解説付きで掲載し、学科教習項目別の学習が可能だ。仮免許・本免許それぞれの学科試験対策に対応しており、特長的な機能としてアプリ起動後すぐに問題が表示され、左右スワイプで回答できる「サクとく」機能を搭載している。移動中や待ち時間といった隙間時間でも効率的に多くの問題に触れ、学習を進められる点がユーザーから支持されている。今回の自転車ルール対応も、この手軽な学習スタイルを踏襲しているとみられる。安全・安心な自転車移動のサポートに向けた、時宜を得たアップデートと言える。

アプリは下記よりダウンロード可能、無料で利用できる。

iOS:https://apps.apple.com/jp/app/id1608846202
Android OS:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.navitime.drive_license_a

参照元:https://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/202505/01_5888.html

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