イオンモバイル、au回線でも国内最安級のSIMサービスを3月1日より開始、MVNOシェアNo.1ブランドを目指す
2018年2月19日 12時14分更新
イオンリテール株式会社が提供する「イオンモバイル」は、サービス提供開始から2018年2月に2周年を迎えた。イオンモバイルは、さらなる市場開拓と価格破壊による利用者第一の通信サービスを目指し、取り扱いMVNOが少ないau回線の格安SIMサービスを3月1日より開始する。“国内最安級”の価格と“手厚いサポート”を強みに、リアル店舗を全国に持つ唯一のマルチキャリアとしてMVNOシェアNo.1ブランドを目指すとのこと。
【「イオンモバイル タイプ1(au)回線」サービス概要】
開始日:3月1日
承り店舗:□全国の「イオン」ご契約即日お渡し店舗 約220店舗(沖縄をのぞく)
□オンラインショップ(https://shop.aeondigitalworld.com/)
□(4月上旬予定)「ゲオモバイル」イオンモバイル取扱い店舗 16店舗(予定)
プラン:全29種類
□データプラン 480円(1GB)/月~
□音声プラン 1,130円(500MB)/月~
※auの「VoLTE対応端末」が対象。
▼MVNO市場の変化:競争激化によるメガキャリア寡占期と同様の複雑な料金体系へ
2014年、イオンモバイルは前身の「イオンの格安スマホ」で“格安スマホ”の火付け役となって以来、格安スマホ・格安SIMの市場拡大と利用者満足に取り組んできた。いまでは700を超えるMVNOの参画により、格安SIMの契約数は2014年と比べ3倍以上まで急成長している。
成熟期に入りつつあるMVNO市場においては競争が激しくなり、大手MVNOを中心とした販促強化によるコスト増や、契約1年目と2年目で料金が変わる等、格安SIMが期待されていた“シンプル”な仕組みによる“安さ”が崩れ、メガキャリアの寡占期と同様の現象が起きている。
▼イオンモバイルの差別化:自社インフラの活用で低コストとメガキャリアと同等のサービスを実現
イオンモバイルは、本業の小売業やグループ資源の最大活用で低コスト運営をしているので、販促費等過剰なコストを価格に転嫁する必要がない。これにより、業界最安級価格とメガキャリアと同等の手厚いサービスの両方を実現。
<イオンモバイルが低コストを実現できる強み>
□全国に広がる店舗網;新規出店のコストゼロで全国約220のリアル店舗を構える
□専門人材 ;従来の携帯売場で長年のノウハウを蓄積した自社の販売員が対面接客で案内
□テレビCMなし ;店頭やイオンカード会員をはじめとするグループの利用者を中心に情報発信
▼これからのMVNO市場
MVNO市場は飽和感のある一方、2018年3月末には個人向けMVNO回線(独自サービス型SIM)は1,000万回線超に、2022年3月末には2,000万回線超になると予測されている。今後は、MVNOが提供する格安SIMのユーザーが、ITリテラシーが高いユーザーを中心とした利用から、WEBを経由した契約に不安をもつユーザーにも広がると予測している。
また、現在のMVNO市場は、NTTドコモの7,500万回線を利用しているユーザーに対する格安SIMサービスの提供がほとんどだ。auの4,900万回線のユーザーに格安SIMサービスを提供する会社が少ない現状において、SIMロックを解除しても持っている端末ではNTTドコモ回線が利用できず格安SIMに替える機会が非常に限られている。
▼シェアNo.1を目指すこれからのイオンモバイル
イオンモバイルは、提供企業の少ないau回線を利用中のユーザーに、NTTドコモ回線と同額・同様のサービスを提供することで新たな市場を開拓するとともに、ネットよりリアル店舗で買い物をするユーザーに“安心”で“格安”の通信サービスを提供することでシェアNo.1を目指す。
関連カテゴリー