VHF-Low帯を用いたマルチメディア放送「i-dio」、東京、大阪、福岡エリアにてプレ放送開始
2016年3月1日 13時08分更新
エフエム東京、BIC、VIP、東京マルチメディア放送の4社は、3月1日12時からVHF-Low帯の電波を用いたデジタル放送「i-dio」のプレ放送を東京、大阪、福岡エリアで開始した。
「i-dio」はアナログテレビ放送で使っていた周波数帯 (99MHz~108MHz)を用いたマルチメディア放送。専用Wi-Fiチューナーを使用してスマートフォンで受信するか、チューナーを搭載したSIMフリースマートフォン「i-dio Phone」で視聴することができる。視聴にあたってはサービス利用料は発生せず、無料で利用可能。
「テレビでもラジオでもない第3の放送」を謳っており、映像・音声だけでなくデータ放送も送信できる点が特徴だ。プレ放送は東京、大阪、福岡の3エリアのみだが、全国6社・8エリアのマルチメディア放送会社が地域に合わせたサービスの提供を予定している。またエリアごとに細かく防災情報を発信する「V-alert」も備えており、こちらは自治体への納入も進めているという。
3月放送開始時での対応エリアは以下のとおり。
3月1日のスタート時点では最高音質の音楽やニュース・カルチャーを発信する「TS ONE」、放送と通信、位置情報(GPS)とビッグデータを融合したドライバー向けデジタルラジオ「Amanekチャンネル」、ジャズやクラシックを放送する「i-dio Selection」、ショートムービー・アニメを中心とした「i-dio Creators Ch.」、近畿エリア内のローカル情報を取り上げる「KANSAIチャンネル」、九州・沖縄FM各局、Qリーグの人気番組を扱う「Qリーグチャンネル」の6チャンネルを用意。
福岡・東京・大阪エリアにてWi-Fiチューナーの無料モニター30,000人の追加募集も実施され、これらは返却義務のない無償貸与となっている。Androidアプリは既に配信開始されており、iOS版は3月上旬を予定している。
・Google Play:i-dio
・モニター応募ページ:i-dio Wi-Fiチューナー無料モニター募集
関連カテゴリー