格安SIMユーザーの平均料金は2,067円で、大手キャリアユーザーとは5,000円以上の差に
2016年3月1日 15時17分更新
MMD研究所は15歳以上のスマートフォンを所有する男女1,105人を対象に「2016年スマートフォンの利用料金に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
まずスマートフォンの月額料金を聞いたところ全体平均は6,823円となり、「7,000円以上8,000円未満」が15.0%で最も多い割合となった。
その中でドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアのユーザーと格安SIMユーザーを比較してみると、3キャリアのユーザーの平均は7,433円、格安SIMユーザーの平均は2,067円と5,000円以上の差が表れる結果となっている。3キャリアのユーザーではやはり「7,000円以上8,000円未満」が17.1%で最も多い一方、格安SIMユーザー一番多かったのは「1,000円以上2,000円未満」で47.2%となった。
月額料金の意識についても聞いており、全体で最も多い回答が「とても高いと思う」で45.2%。大手キャリアユーザーは「とても高いと思う」が49.5%と半数が不満を抱いている一方、格安SIMユーザーの45.2%は「妥当だと思う」と回答しており、ここでも差が表れているようだ。
適正だと思う料金については、全体平均4,066円となっており、大手3キャリアユーザーは平均4,371円、格安SIMユーザーは平均1,723円と、2,757円の開きが出ている。
端末代金について聞いたところ、全体の平均額は52,369円に。「50,000円以上70,000円未満」が19.6%で最も多い一方、「分からない」が18.3%、「0円」が9.1%という結果も出ている。
スマートフォン端末に対して支払っても良いと思える金額については「10,000円以上30,000円未満」が34.8%が最も多い割合で、全体の平均額は26,450円となっている。大手3キャリアユーザー、格安SIMユーザー別にみても、両者とも「10,000円以上30,000円未満」が最も多く、キャリア端末、SIMフリー端末共にミドルレンジモデルが主流となっていきそうだ。
調査は2016年2月19日から2月23日にかけて実施され、調査方法はインターネット調査を採用している。