CIAJ、2030年度までの通信機器市場予測を発表。
2026年1月5日 10時57分更新

一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は2025年12月25日、2025年度から2030年度までの市場動向を見通した「通信機器中期需要予測[2025-2030年度]」を公表した。同予測によれば、生成AIの進化や企業のDX推進、5Gの普及を背景に通信機器の需要総額は緩やかな成長が続き、2025年度は前年度比1.5%増の4兆6,938億円、2030年度には5兆1,307億円に達する見通しだ。
CIAJの予測によると、モバイル通信端末の需要は中長期的に拡大し、主要な成長エンジンとなる見込みだ。需要総額の大部分を占めるモバイル通信端末(公衆回線付)の2025年度見通しは、3兆2,513億円に上ると予測されている。モバイル端末市場は、端末価格の高騰などを背景に買い替えサイクルの長期化が続いていたが、2024年度にその反動で需要が大幅に拡大しており、2025年度もその勢いが継続する見通しとのこと。
さらに中期的な視点では、2030年度のモバイル通信端末の国内需要は3兆6,853億円(2024年度比15.6%増)まで拡大すると予測されている。この成長を支える要因として挙げられているのが、端末へのAI機能の実装と、5G SA(スタンドアロン)方式の普及だ。5G SAによる多数同時接続や低遅延を活かしたサービスの登場により、5G端末への置き換えが加速すると予測されている。世界のスマートフォン市場においても、今後は発売される端末の多くが5G対応となり、非対応端末の市場は急速に縮小する見込みとなっている。


インフラ側でも、増大する通信トラフィックや生成AIの普及に対応するため、基地局通信装置やデジタル伝送装置などの投資が堅調に推移する。基地局通信装置は2028年度~2029年度には5G向けの投資が一段落して減少するものの、2030年度以降は6G向けの投資により増加すると予測されている。
一方で、ビジネス関連機器は、ワークスタイルの変化やクラウド化の進展により、ボタン電話装置やファクシミリなどの従来型機器の減少が続く傾向にあるとのことだ。
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