ドコモ2018年3月期決算は増収増益、「dポイント」取り組み強化が寄与

2018年5月2日 18時23分更新


 NTTドコモは、2018年3月期の連結決算(米国会計基準)を発表した。売上高は、前期比で1849億円増の4兆7694億円、営業利益が同285億円増の9733億円、最終利益が同920憶円増の7445億円となり増収増益であった。
 
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 主力の通信事業は、ドコモ光の契約数拡大による光通信サービス収入の増加、「月々サポート」の割引影響の縮小に伴うモバイル通信サービス収入の回復が寄与したほか、既存の契約者が従来型の携帯電話からスマートフォンに乗り換える動きが進み、端末機器販売収入が増加した。
 一方、光通信のネットワーク関連費用がかさんだ結果、売上高は前期比5.0%増の3兆8984億円、営業利益は8328億円で横ばいとなった。
 
 また、スマートライフ事業は、マツモトキヨシHDとの業務提携による取り組みの結果、「dポイントクラブ」会員数が前期比6.9%増の6560万人、「dポイント」利用可能店舗が同2.6倍の約3万4100店舗に増加したほか、金融・決済サービスの取扱高は同21.5%増の3兆1700億円、「dカード」の契約数は同7.1%増の1893万契約となった。
 その結果、売上高は前期比7.0%減の4667億円となったが、営業利益は同8.6%増の629億円となり、同事業が増益に貢献した。
 
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