ソフトバンク、Massive MIMOで28レイヤー化の実証実験に成功

2017年10月2日 12時20分更新


 ソフトバンクとWireless City Planningは、現在の商用ネットワーク環境において、大容量を実現する「Massive MIMO」の技術を用いた単一帯域幅での24レイヤー化、28レイヤー化の実証実験に成功した。
 8月24日の長崎県の商用ネットワークでは24レイヤーに高度化した基地局により956Mbps、9月13日の東京都の商用ネットワークにおいては28レイヤーに高度化した基地局により971Mbpsのセルスループット(一基地局あたりの通信速度)を計測し、2回とも1Gbpsに近い速度を確認したという。
 
 同社は2016年9月より「Massive MIMO」を開始し、今年の9月からは「MIMO」技術を進化させた「Massive MIMO 2.0」「Distributed MIMO」「MultiUser MIMO」「UL MultiUser MIMO」を提供している。今後は、さらに実証実験を重ね、「MIMO」技術を進化させ通信の大容量化の実現を目指すとしている。
 
 
 

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