KDDI、全国のauショップへの蓄電池と、新型車載型基地局車を配備へ

2019年8月26日 11時30分更新


 KDDIは、災害発生時の対策の一環として、2019年度中に全国のauショップへ災害対策蓄電池を配備する予定。また、通信エリアの復旧をする車載基地局車に、新型車両を2019年7月より順次全国に導入する。

蓄電池

 KDDIは、通信キャリアとして災害に強い通信ネットワークの構築を図るとともに、災害の備えに取り組む。これまで、全国の各都道府県にある事業所や営業所、一部のauショップなどに蓄電池を配備してきた。2019年度中の全国のauショップへの蓄電池配備により、停電などが伴う災害が発生した場合にもauショップでの携帯電話の充電が可能となり、家族との連絡や災害時の情報収集に携帯電話を安心して利用できる。

 また、携帯電話基地局の故障などが発生した際、通信エリアの復旧をする車載基地局車に、新型車両を2019年7月より順次全国に導入。新型車両は小型で起動力が高く、通信設備復旧のための立ち上げ時間を約25分間短縮できるため、より短時間での通信エリアの復旧が可能となる。

<参考>
・蓄電池について
 最大200台分のスマートフォンが充電可能な蓄電池や、小型で柔軟な支援対応が可能な蓄電池などを順次配備。
・新型車載基地局車について
 設備をシンプルな構成にすることにより、設営時間を約25分間短縮。従来の大型車両よりも小型化したことにより、道路事情や運転免許の制限がなくなり、緊急時の機動性が向上。

新型車

関連カテゴリー