ソフトバンク、5Gを活用してバスケットボール国際試合を8K映像でマルチアングルライブ配信する実験に成功
2019年8月28日 12時44分更新
ソフトバンクは、シャープと協力して、さいたまスーパーアリーナで開催されたバスケットボールの国際試合(ドイツ対チュニジア戦)を、5Gを活用した高精細な8K映像でマルチアングルライブ配信する実験に成功した。
実験では、さいたまスーパーアリーナに設置した2台の8Kカムコーダーで撮影されたバスケットボールの試合映像を、ソフトバンクの光回線と5Gネットワークを通して「5G×IoT Studio」のお台場ラボ(東京都江東区)へリアルタイムに伝送し、高精細8Kモニターを接続したパソコンで視聴することに成功した。
試合映像は、ソフトバンクの通信ネットワーク内に設置したコンテンツ配信サーバーを経由して、HTTP形式(配信プロトコル:MPEG-DASH)に変換され、ウェブブラウザーから視聴するデバイスにストリーミング配信される。HTTP形式を採用したことで、映像再生に必要な専用機器を介さずに、パソコンなどから簡単に視聴が可能となる。また、ソフトバンクの通信ネットワーク内にコンテンツ配信サーバーを設置したことで、インターネット環境の影響を受けることなく、試合映像をよりリアルタイムに配信することが可能になり、視聴するデバイスで視点を選択することで、異なるアングルの8K映像を視聴することができたという。また、シャープが開発中の立体音響を実現する次世代スピーカーを使用して、遠隔地にいても臨場感のある試合映像を視聴できることも確認した。
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