NTT ドコモ、5Gを活用し グアムと福岡で遠隔交流授業を実施

2019年8月27日 10時43分更新


 株式会社 NTT ドコモと NEC ネッツエスアイ株式会社は、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局、福岡県庁、福岡県柳川市、みやま市、みやこ町、築上町と共同で、「ドコモ5Gオープンラボ GUAM」とNTTドコモ九州支社(福岡)を5Gで接続し、グアムの中学生と、福岡県の中学生の遠隔交流授業を実施した。

 同取り組みは、日本の自治体と、2020年東京大会に参加する国・地域の住民などが、スポーツ、文化、経済などを通じて交流し、地域の活性化などに生かしていくことを目的とした「ホストタウン」活動の一環として実施されたもの。

ドコモGUAM九州 1ドコモGUAM九州

 同取り組みでは、「ドコモ5Gオープンラボ GUAM」とNTTドコモ九州支社(福岡)をNECネッツエスアイの遠隔環境接続システム「空間接続ソリューション SmoothSpace 2」で繋ぎ5Gで接続することで、グアムの中学生と福岡県の中学生とを等身大の立体映像で投影し、シームレスな交流を行った。
 「プラスチックごみによる海洋汚染が観光に与える影響」というテーマのもと、九州海外協力協会 米村淳平氏の講義や、グループワークを実施。講義では講師の出す質問に両地点の中学生が答えるほか、事前に収集したプラスチックごみの紹介や、グアムと福岡の中学生がアイデアを出し合い、解決策の提案などを行った。
 
 当日は、鈴木俊一 東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣が交流の模様をグアムにて視察。5Gを用いた遠隔授業は、ドコモが考える5Gのユースケースの1つであり、今後5Gの普及により、建物内の交流だけでなく、野外活動による交流や、自宅への中継なども可能になる。ドコモは5Gの商用化に向けて、今後もドコモ5Gオープンパートナープログラムに参加している企業・団体をはじめとする国内外のパートナーとの連携を強化し、 5G技術が可能にするサービスの具現化を進めていく。

 NEC ネッツエスアイも同遠隔授業での経験を活かし、「SmoothSpace 2」によるロケーションに制限されず臨場感のある交流を推進すると共に、5Gの普及で変革する社会に対して新しいコミュニケーションのあり方を提案するとのこと。
 
 
 

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