KDDI、万博で“未来都市”を展示し、バーチャル空間でも体験可能

2025年3月13日 10時01分更新


 KDDIは、2025年4月13日から「バーチャル未来の都市」を提供する。「バーチャル未来の都市」は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」を、KDDIのメタバース・Web3サービスプラットフォーム「αU(アルファユー)」上に実装したものだ。

 この仮想空間は「自分たちの生きていたい未来を考える」をコンセプトに、協賛9者とともに構築。未来 の都市のテーマ「幸せの都市へ」に基づき、Society 5.0の実現を目指した人間中心の都市空間を提供する。アバターを通じて、社会課題を解決した未来の姿や先端技術に触れる独自体験が可能となる。

 「都市空間」は、空想地図作家・今和泉隆行氏の監修により設計された2030年代の近未来都市で、都市エリアと地方都市エリアで構成される。協賛企業が持つ未来技術やソリューションを活用し、社会課題の解決策を提示。建築物のデザインは小村龍平氏が手がけ、多様な価値観を反映している。

 参加者は「ミライリサーチ」を通じて都市空間を散策し、未来社会のヒントを収集する。環境問題や人口減少、労働力不足といった社会課題に対し、参画企業の技術やソリューションを体験できる。体験を通じて「リサーチノート」が更新され、完成すると大阪・関西万博のウォレットサービス「EXPO2025 DIGITAL WALLET」で特別デザインのNFTを獲得できる。

 日立とKDDIが共同で提供する「Mirai Theater(ミライシアター)」も、バーチャル空間で体験可能。万博会場外からも「未来は自分たちで変えられる」というコンセプトを、アプリを通じて楽しめる。「バーチャル未来の都市」は、KDDIのメタバース・Web3サービスプラットフォーム「αU」上で利用可能。基本サービスは無料だが、一部コンテンツは有料となる。提供開始日は2025年4月13日(予定)。

 「バーチャル未来の都市」は、未来社会の可能性を探る場として、多くの人にとって理想の未来を考える機会を提供する。

参照元:https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-490_3764.html

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