楽天モバイルが900万回線突破、店舗契約も拡大
2025年7月11日 10時30分更新
楽天モバイル株式会社は2025年7月7日、契約数が900万回線を超えたことを発表した。サービス本格提供から5周年となる節目の年において、同社は「楽天モバイルショップ」での契約数も前年比で約1.2倍と伸長しているという。楽天モバイルは「携帯市場の民主化」を掲げて市場に参入し、無制限で利用できる「Rakuten最強プラン」の提供や全国規模での通信エリア拡大、通信品質向上に取り組んできた。その結果、着実に利用者を増やしており、今回の900万回線突破はその取り組みの成果の一端と見られている。
同社は2024年に「最強家族プログラム」「最強青春プログラム」「最強こどもプログラム」「最強シニアプログラム」の4つのキャンペーンを展開し、新規契約および他社からの乗り換えを促進してきた。さらに、2025年10月には「Rakuten最強U-NEXT」の提供を予定しており、これに先立ち、「Rakuten最強プラン」とU-NEXTをセットで利用できる「Rakuten最強U-NEXT先行キャンペーン」も9月末まで実施中だ。このキャンペーンも、契約数の増加を後押ししている要因の一つと考えられる。

また、楽天モバイルは外国籍の顧客対応にも注力している。店舗スタッフの多言語対応を進め、「Rakuten最強プラン」に関する契約書やチラシも多言語化を図っているという。こうした対応が奏功し、「楽天モバイルショップ」での外国籍顧客の契約比率は全体の25%を占めるに至っている。この結果、「楽天モバイルショップ」全体での契約数も前年比約1.2倍に増加したとのことだ。楽天モバイルは2025年内に店舗数のさらなる拡大も予定しており、地方を含む全国での販売チャネル強化を図っているようだ。
今後について楽天モバイルは、通信品質のさらなる向上や、顧客に寄り添ったきめ細かいサービス提供を目指す姿勢を示している。2023年には料金プランの改定を含む経営の見直しを図っており、競争が激化する携帯業界においても独自のポジションを築く戦略が継続されているようだ。契約数の大台突破とサービス拡充の動きからは、楽天モバイルが今後も通信業界の一角として存在感を強めていくことが予想される。
参照URL:https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2025/0707_01/