全国の社員の7割以上が「仕事にストレスを感じる」、会長・社長はストレスフリー?「仕事上のストレス」に関するアンケート

2016年2月17日 12時55分更新


 アデコ株式会社は、日本全国の20代以上の社員3,299人を対象に、「仕事上のストレス」に関するアンケート調査を実施、その結果を発表した。

 アンケート結果は以下の通り。

■ 7割以上の社員が「仕事でストレスを感じる」

 日本全国の社員3,299人に対し、「あなたは普段、仕事をする上でのストレスを、どの程度感じていますか」と質問したところ、「やや感じる」(40.7%)、「かなり感じる」(26.6%)、「精神的にまいるほど感じる」(5.0%)と、72.4%の人が仕事でストレスを抱えていることが分かった。

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■ 特にストレスを感じている年代は「40代」

 上記の質問の回答を年代別に見たところ「やや感じる」「かなり感じる」「精神的にまいるほど感じる」と答えた社員がもっとも多かったのが「40代」で、約8割にあたる78.3%が何らかのストレスを感じているということがわかった。ストレスを「まったく感じない」と答えた割合も5.6%と最も低く、世代として、中間管理職層が多いことなどが理由として考えられる。

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■ 「会長・社長」はあまりストレスを感じていない?

 また、役職別においては、ストレスを「まったく感じない」「ほとんど感じない」と答えた社員がもっとも多かったのは「会長・社長」で、半数近くにあたる44.6%がストレスを感じていないということがわかった。会長・社長は経営を行う立場であることから、ストレス要因がほかの職位と比較して少ないことや、ストレス耐性が強い人物だからこそ経営者になれたという見方もできるだろう。

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■ ストレス解消法、女性は「飲食すること」、男性は回答がわかれる

 「あなたのストレス解消法はなんですか」という問いに関して回答を男女別に見たところ、女性は「好きなものを食べたり、お酒を飲む」が53.8%とほかの項目に比べ目立って高い結果に。男性は「十分な睡眠など休息をとる」(38.3%)、「好きなものを食べたり、お酒を飲む」(37.9%)、運動など身体を動かす(33.1%)、「趣味に没頭する」(31.7%)と回答がいくつかに分かれる結果となった。

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■ ストレス軽減のために会社に求めることは「給与アップ」と「環境の改善」 

 「会社に対して、社員のストレス低減のために行ってほしいことはなんですか?」という問いの回答では、「給与アップ」が28.3%と最も高く、次いで「職場環境の改善」が19.9%となった。その他にも「リフレッシュルームなど休憩できるスペースを設ける」(13.5%)や、「労働時間をフレックスタイムにするなど柔軟な働き方ができるようにしてほしい」(11.8%)、「従業員同士の交流の場を設定するなど、職場内コミュニケーションを活発化させてほしい」(11.0%)など、忙しい日本人ならではの要望も目立った。
 日本全体として金銭的に余裕のない時代となっている今、仕事に対するモチベーションアップは「給与」がカギとなっているのだろうか。

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 なお、このアンケート結果のインフォグラフィックをアデコのウェブサイトで公開しているとのこと。こちらも参照していただきたい。
http://www.adecco.co.jp/vistas/investigation/2016/0125/

【調査概要】
調査対象:日本全国の20代以上の社員
有効回答:3,299人
調査方法:インターネット調査(日経BPコンサルティング調べ)
実施時期: 2015年11月
    
    

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