ドコモ、発話内容をテキスト表示する「みえる電話」トライアルサービスを提供開始
2016年10月20日 19時09分更新
NTTドコモは、耳の聞こえづらいユーザー向けに、通話相手(健聴者)の発話内容をテキスト表示する「みえる電話」のモニターを募集し、トライアルサービスとして提供することを発表した。
「みえる電話」は通話相手の発話内容が、手元のスマートフォンの画面上にリアルタイムにテキスト表示されるサービス。ユーザーはスマートフォンの画面上にテキスト表示された内容を確認しながら、音声で通話を行うことが可能となる。また、ドコモのネットワーク上で通話音声の認識処理を行うため、通話相手の方にはアプリ等が不要で利用できる。
耳の聞こえづらい方が、電気、水道、ガス等の生活トラブル発生時や財布紛失によるクレジットカード停止処理等で困った際や、代理電話を頼めない状況で、ユーザー自身で電話をかける必要がある場合等のシーンでの利用が想定される。
今後は、トライアルサービスを通じてユーザーへのアンケート調査やインタビュー等を実施し、音声認識精度を含めたサービス性の向上を行い、2017年度以降の本格商用化を目指していくとしている。
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