楽天、「楽天無人配送」で新ロボット導入や対象店舗・地域を拡大しサービス拡充
2025年2月28日 10時15分更新
楽天グループ株式会社は、東京都中央区の晴海全域および月島・勝どきの一部(晴海周辺)で展開する自動配送ロボットによる商品配送サービス「楽天無人配送」において、新たなロボットの導入や対象店舗・地域の拡大を実施し、サービスを拡充する。

今回導入する Avride のロボット
楽天グループ株式会社は、東京都中央区の晴海周辺で展開する自動配送ロボットによる商品配送サービス「楽天無人配送」の対象店舗・地域を拡大し、新たなロボットを導入した。2024年11月のサービス開始以降、「スターバックス コーヒー」や「スーパーマーケット文化堂」「吉野家」などの商品を、対象地域内の指定場所へ毎日配送している。2025年2月には「パティスリーハット」や「ファミリーマート 晴海センタービル店」が加わり、対象地域も晴海全域や月島・勝どきの一部へと拡大。指定可能な配送場所は90カ所を超えた。
配送体制の強化に向け、米国のAvride社の自動配送ロボットを2025年2月27日から導入し、日本で初めてサービスに活用、順次10台まで増やし、楽天独自の配送管理システムを改良している。これにより、注文内容に応じた最適なロボットの自動割り当てや、自動配送ロボット10台体制の実証実験を実施している。
Avrideは世界各地で自動配送ロボットや自動運転車の開発を行い、高度な技術と運用実績を持つ。公道などの複雑な環境でも安全に自動走行でき、日本でも2024年12月にロボットデリバリー協会の安全基準を満たす審査に合格しており、楽天とAvrideの協業により、物流の効率化と利便性向上を図る。
楽天は今後も、自動配送ロボットを活用した安全で利便性の高いサービスの拡充を継続する予定だ。