Windows 11が刷新 同梱アプリが進化、AI連携も強化

2025年7月18日 10時30分更新


 米Microsoftは2024年7月16日(現地時間)、「Windows 11」および「Windows Server 2025」の最新メディアをリリースした。今回のリフレッシュでは、これまでOSとともに提供されていた標準搭載アプリ(インボックスアプリ)が大幅に更新された点が注目されている。新しいメディアを利用すれば、従来のようにMicrosoft Store経由でのアップデートを待たずとも、最新のアプリをインストール直後から使用できるようになる。これにより、脆弱性の修正やユーザビリティの向上が図られ、より安全で快適なPC環境が提供されるという。Microsoftによれば、対象となるのはWindows 11 バージョン24H2以降を含むメディアで、インストール時点で最新バージョンのインボックスアプリが利用可能になるとのことだ。

 更新されたアプリには「Windows アラーム & クロック」「アプリインストーラー(WinGet)」「Windows 電卓」「Windows カメラ」「Microsoft Clipchamp」「切り取り領域とスケッチ(Snipping Tool)」「メモ帳(Notepad)」「Microsoft 365 Copilot」「Microsoft Store」「Paint(ペイント)」「スマートフォン連携」「フォト」「To Do」「Power Automate」など、多数が含まれている。また、ビデオや画像拡張機能(AV1、HEVC、WebP、Rawなど)や「Xbox Game Bar」「MSN 天気」「Web メディア拡張機能」など、システムレベルで利用される機能も更新されている。さらに、Windows Server 2025の最新メディアでも「アプリインストーラー」と「Windows セキュリティ」がアップデートされており、サーバー環境の堅牢性や運用効率の向上にも貢献しているようだ。

 今回の刷新では、Windows 11におけるAIとの関わりもより実用的に進化している。「Microsoft 365 Copilot」をはじめとしたAI支援機能が標準で提供されることで、ユーザーは自然言語による操作、文書作成、タスク管理などを直感的にこなせるようになった。これにより、Windowsは単なるオペレーティングシステムから、ユーザーを支える“AIパートナー”としての役割を担う段階へと進化しつつある。今後、AIを活用した支援機能の標準化がさらに進めば、日常的なPC操作や業務フローそのものが変わっていく可能性も高い。Windows 11は、ユーザーの作業効率や創造性を根本から高める“次世代のプラットフォーム”として、その進化を続けている。

参照URL:https://techcommunity.microsoft.com/blog/windows-itpro-blog/inbox-microsoft-store-apps-update-in-windows-media/4433131?utm_source=chatgpt.com

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