Snapdragon 8 Elite Gen 6発表。XiaomiとMotorolaが採用表明

2026年9月25日 09時00分更新


 Qualcommは2026年9月22日、米ハワイ州マウイ島で開催した年次イベント「Snapdragon Summit 2026」にて、次世代フラッグシップ向けチップセット「Snapdragon 8 Elite Gen 6」と上位モデル「Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6」を発表した。

Agentic AI時代へ、二層化戦略を採用

 今回のSummitのテーマは「Agentic AI」。スマートフォンを、意図を理解し自律的にタスクを実行するAIエージェントの基盤へ進化させる方向性をQualcommは示した。これに合わせ、フラッグシップ向けSoCを標準版とExtreme版の2層構成に拡張した。

両モデルとも2nmプロセス、Oryon CPU、Adreno GPU、Hexagon NPUを採用。CPUは2つのPrimeコアが最大5GHzで動作。Qualcomm公式X(@Snapdragon)では両チップをまとめて世界初の5GHzに到達したモバイルCPUと謳う。

前世代のGen 5と比較し、標準版はCPU10%・GPU35%・NPU14%向上。上位のExtreme版はCPU13%・GPU44%・NPU35%向上、AI性能あたりの電力効率も最大33%改善した。Extreme版はさらに、常時センシング処理を担う「Qualcomm Sensing Hub」のオンデバイスAI学習性能が最大85%向上している。新モデム「X105」で5GアドバンスドとWi-Fi 8にも対応した。

搭載機種を各社発表、Xiaomi 18 Pro,18 Pro Max、MotorolaはSignature 27

 Summitの壇上では、Xiaomiグループ上級副社長のZeng Xuezhong氏が登壇し、世界初のSnapdragon 8 Elite Gen 6シリーズ搭載機投入を予告、翌23日に中国での秋季新製品発表会において採用を発表した。「Xiaomi 18 Pro」は標準版、上位の「Xiaomi 18 Pro Max」はExtreme版を搭載。両モデルともHyperOS 4との統合、Leica監修の2億画素デュアルカメラ、「Hyper RGBディスプレイ」を備える。

Xiaomiモバイル部門トップのLu Weibing氏は「新たなマルチフラッグシップ戦略により、より柔軟に目標を達成できる」とコメント。標準版とExtreme版の使い分けで幅広い層に差別化された体験を提供するとした。中国先行後、年内のグローバル展開も予定される。

 Motorolaもプレミアムライン後継機「Motorola Signature 27」を発表した。前モデルは標準的なSnapdragon 8 Gen 5だったが、Signature 27ではExtreme版へ大幅グレードアップする。
Signature 27は、GoogleのGeminiを含むオンデバイスAI機能、最大6本のアンテナ設計、デンマークの高級オーディオメーカーBang & Olufsenとの提携による「Audio by B&O」オーディオを備える。

 Qualcommは採用ブランドとしてMotorola、Xiaomi、HONOR、iQOO、OnePlus、OPPO、REDMI、RedMagic、vivoなどを挙げた。発表素材を引用した一部報道では、NubiaとZTEを加えた11ブランドが示されている。

参照
Qualcomm :Snapdragon Summit 2026ページ, 2026/09/23リリース
Xiaomi:公式Facebook サミット内動画
Motorola:プレスリリース 2026/09/22

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