日本国内でも「Apple SIM」の販売開始、auのネットワークが新たに対応

2015年11月17日 14時56分更新


 Appleは日本国内での「Apple SIM」の提供を開始した。価格は600円(税別)。またKDDIは「Apple SIM」に対応した「LTEデータプリペイド」を開始する。

 「Apple SIM」はiPadで利用でき、1枚のSIMカードで複数の通信事業者と契約できるサービス。海外渡航時、通常は現地の通信サービスを使用するには日本のキャリアのローミングサービスを使うか、現地のSIMカードを購入してSIMを入れ替える必要がある。しかし「Apple SIM」を用いればSIMを入れ替えることなく、設定画面上で「Apple SIM」に対応した通信事業者と契約することができるようになる。
 世界90以上の国と地域で契約することができ、日本のキャリアが提供しているローミングサービスよりも安い価格でプリペイドプランが利用可能だ。現在日本を含め、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカの13ヶ国で提供されている。日本ではAppleストアで購入可能。

 日本ではKDDIが「Apple SIM」向けに「LTEデータプリペイド」を提供する。料金は1GB/1,500円で、31日間有効。契約事務手数料・月額基本料は発生しない。au Wi-Fi SPOT、auスマートパス等の一部サービスは利用不可。回線利用期限から365日間データチャージがない場合は自動解約となる。
 対象機種は「iPad Pro Wi-Fi + Cellularモデル」、「iPad Air 2 Wi-Fi + Cellularモデル」、「iPad mini 4 Wi-Fi + Cellularモデル」「iPad mini 3 Wi-Fi + Cellularモデル」の4モデル。

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