フリービット、音声通話サービスをMVNO事業者向けに展開
2020年12月15日 11時24分更新
フリービットは、MVNO支援パッケージサービス「freebit MVNO Pack」において、ネットワークスライシング技術を仮想的に先行導入したトーンモバイルの技術を活用し、データSIMでも固定電話番号(IP電話番号)を利用することができる音声通話サービス「SIM+050サービス」の提供を近日開始する。
「freebit MVNO Pack」は、MVNO事業者がエンドユーザーに対し、自社ブランドでのモバイル通信サービスを独自の柔軟なプランで提供できるサービスで、低コストかつ短期間で事業を開始できるため多くのMVNO事業者が利用しているが、この度、さらなる利便性向上及びエンドユーザー獲得拡大につながる「SIM+050 サービス」の提供を開始する。
「SIM+050 サービス」は、手間のかかる手続きが不要(12月11日時点)なうえに安価なデータSIMを利用し、IP(050)番号でありながらも低価格でモバイル音声通話サービスを行えるもので、“かけ放題”プランをも可能にしている。
当該サービスは、従来、フリービットグループのB2C事業であるトーンモバイル向けに開発、運用されてきたもので、低コストでありながらも高い通話品質を保持しているとの定評を得ている。またSIMとIP電話サービスを垂直統合したことにより、通信回線が混雑している場合においてもIP電話が優先的に通信の安定性が確保できる独自の制御技術の導入も予定している。
この制御技術は、今後普及が期待されている5Gでのネットワークスライシング技術を仮想的に先行導入する、いわば『pre 5Gの世界』を現実にするものとなっているとのこと。