日本通信はVAIOブランドを冠したスマートフォン「VAIO Phone」を発表、本体価格は51,000円
2015年3月13日 15時50分更新
3月12日、日本通信とVAIO株式会社は協業成果のひとつとしてVAIOブランドのスマートフォン「VAIO Phone」を発表した。ソニーから分社後、VAIO株式会社はハイエンドPC「VAIO Z」を発表するなどブランド復活に向けて期待が持たれている中での発表ということで、いかなるスマートフォンが登場するのか大きな注目が集まった発表となった。
「VAIO Phone」は最新OSであるAndroid5.0を搭載したミドルレンジモデルのSIMフリースマートフォン。5インチのHD(720×1280ドット)液晶、CPUは1.2GHzクアッドコアの「MSM8916」を搭載。メモリーは2GBで、ストレージは16GB、カメラはメインは1300万画素、サブは500万画素となっている。
デザインはVAIO社が担当しており、黒基調のシンプルなデザインとなっている。裏表両面にガラスを採用する一方、側面はマット仕上げとなっており、そのコントラストによってスタイリッシュなデザインに仕上がっているとしている。
本体価格は一括購入と24回分割払いの2つのパターンを用意。一括価格の場合は51,000円(税抜)。24回分割払いの場合は専用の通信プランは2つ用意されており、音声通話+1GBのライトプランの場合は月額2,980円、音声通話+上限のない高速定額プランの場合は月額3,980円 となっている。日本通信のbマーケットにて3月20日から発売開始。家電量販店やイオンでも順次発売予定となっている。
率直な感想を言うとやや割高と言わざるをえない。同スペック帯であるASUS製の「ZenFone 5」が3万円以内で購入できるため、やはり一括51,000円というのはネックとなる。またVAIO社がデザインを手がけたとは言え、それでも価格面で納得できるほどのものとは言えないだろう。それでも日本通信とVAIO社の協業は今回が第1弾なので、MVNO業界の発展のためにも両社には今後も期待してきたい。
主な仕様は以下の通り。
・OS:Android5.0
・CPU:MSM8916/ 1.2GHz クアッドコア
・メモリ:2GB
・本体容量:16GB
・外部メモリ:microSD対応
・液晶:約5.0インチ液晶
・解像度:HD(1280 x 720ピクセル)
・バッテリー容量:2500mAh
・メインカメラ:約1300万画素
・インカメラ:約500万画素
・サイズ:約141.5(H)×71(W)×7.9(D)mm
・重量:約130g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n
・ネットワーク
3G:2100/800MHz
4G/LTE:2000/1800/800MHz
・Bluetooth4.0、テザリングに対応
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