アップルが新型iPad Pro発表、ホームボタンが消えFace IDに対応

2018年10月31日 11時53分更新


 米Appleは10月30日、ニューヨークで発表会を開催し、iOS搭載タブレット「iPad Pro」の新モデルを発表した。11月7日に発売される。
 
 今回発表されたのは、11インチのiPad Proと12.9インチのiPad Proの2モデル。大きな特徴してベゼルレス化が進められ、外観が刷新された。
 11インチのiPad Proは、従来の10.5インチのiPad Proの後継となるモデル。画面サイズを大型化しながら前モデルの10.5インチとほぼ同様の本体サイズを実現した。ディスプレイの解像度は2388×1668ピクセルで、10.5インチiPad Proの2224×1668ピクセルよりも少しだけ増えている。
 12.9インチのiPad Proは、従来の12.9インチモデルと同じディスプレイサイズ・解像度のまま、本体サイズが25%小型化された。従来モデルは305.7×220.6×6.9mmで重さがWi-Fiモデルで677gだったが、新しいモデルでは280.6×214.9×5.9mmで重さがWi-Fiモデルで631g(Wi-Fi+Cellularモデルは633g)となっている。
 
 いずれのモデルも、iPhone Xと同様のTrueDepthカメラを採用し、ディスプレイが水平状態のときに顔認証機能(Face ID)を搭載した。また、ホームボタンが無くなったことで指紋認証機能「Touch ID」は廃止された。
 
 プロセッサには8コアCPUと7コアGPUを搭載し、新たにオクタコアの「A12X Bionic」を採用。マルチコア動作時のパフォーマンスは、前モデルのiPad Proが採用していた「A10X Fusion」と比べて90%高速化、グラフィックス性能は「Xbox One S」並みのパフォーマンスだとアピールする。
 
 また、ライトニング端子は消え、MacBookと同じUSB-C端子に置き換わる。同端子にiPhoneやカメラなどを接続すると、そのデバイスにiPad Proから電力を給電できるほか、最大5Kモニタの映像出力にも対応する。
 周辺機器も刷新され、iPad Pro本体にマグネットで装着しながらワイヤレスで充電できる「Apple Pencil」と、本体を立てかけられる角度が2段階になったキーボード兼カバーの「Smart Keyboard Folio」を用意する。
 
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 いずれのモデルもWi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルを用意。ストレージは全モデル共通で64GB/256GB/512GB/1TB。アップルストアでの価格は、11インチのWi-Fiモデルが8万9800円(税抜、以下同)~、Wi-Fi+Cellularモデルが10万6800円~。また、12.9インチのWi-Fiモデルが11万1800円~、Wi-Fi+Cellularモデルが12万8800円~となっている。
 
 
 

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