実店舗で買い物するとき携帯電話はどう使う? 日本と世界で利用に差
2015年2月25日 16時58分更新
GfKは世界23ヶ国の携帯電話ユーザーに対して実店舗における携帯電話使用についての調査を実施し、その結果を発表した。
携帯電話ユーザーに店頭で携帯電話を使用してどのようなことを行っているかを尋ねたところ、グローバルでは「価格比較」と「友人や家族にアドバイスを貰う」の割合がそれぞれ40%と最も高く、次いで「購入検討製品の写真を撮る」が36%占めている。
一方日本の状況をみると「価格比較」が29%で最多、「製品情報取得のためにバーコードやQRコードをスキャンする」が18%で続いている。また「購入検討製品の写真を撮る」は17%、グローバルではトップであった「友人や家族にアドバイスを貰う」は16%にとどまるなど、各設問において日本の値はグローバルを下回っており、店頭で携帯電話を使用することに対して積極的でない状況が明らかになっている。
店頭で携帯電話を使用して価格比較するとした割合を年代別にみると、20歳代が最も高く、グローバルでは20歳代の49%を占めていることが判明。
この点では日本の状況も概ね同じであり、20歳代では40%、30歳代では36%、15-19歳では32%に達している反面、50歳代、60歳以上では15%以下にとどまっている。
また男性の方が女性より価格比較を実施している割合が高いことが明らかになった他、「価格比較」の割合を国別にみると、日本では29%である一方、韓国では59%、中国では54%、トルコでは53%に達しており、インターネット上での価格競争が日常的に店頭に持ち込まれている状況が明らかになったとしている。
調査国はアルゼンチン、 オーストラリア、 ベルギー、ブラジル、 カナダ、中国、フランス、 ドイツ、 インド、 インドネシア、イタリア、日本、 メキシコ、ポーランド、ロシア、南アフリカ、韓国、 スペイン、 スウェーデン、 トルコ、イギリス、 ウクライナ、アメリカ合衆国の世界23ヶ国。調査時期は2014年夏で、調査対象は15歳以上のスマートフォン、フィーチャーフォンを合わせた携帯電話使用者で約25,000人。調査方法:インターネット調査および対面調査を採用している。
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