J.D. パワー ジャパン、2022年QR コード・バーコード決済サービス顧客満足度調査

2022年3月18日 11時41分更新


 J.D. パワー ジャパンは、2022年QR コード・バーコード決済サービス顧客満足度調査の結果を発表した。
 2021年調査で継続意向、増額意向、推奨意向といったロイヤルティは過去最高となったが、5回目となる同調査でも過去最高を更新した。顧客満足度においても総合満足度と5ファクター中「決済手続き/管理」、「キャンペーン/ポイントサービス」、「利用できる店舗・ウェブサイト」、「セキュリティ/不正利用防止対策」の4ファクターで2021年調査を上回る評価となっている。

 QR コード・バーコード決済サービスを「2~3日に1回以上」利用している利用者は全体の42%を占めるが、年代別に見ると、30代(43%)、40代(44%)、60代(44%)で4割を超えている。2021年からの変化を見ると、ほぼ全ての年代で増えているが、特に60代で+6ポイントと最も上昇しており、60代への広がりが確認された。中でも60代女性では2021年調査から+13ポイントと最も利用が上昇している。
 場面ごとの利用率も上昇している。最もよく利用されている「コンビニエンスストア」での利用率は2021年調査から横ばいであるが、「飲食店」、「百貨店/ショッピングモール/駅ビル」、「公的機関への支払い」では+5ポイント以上上昇しており、利用場面の広がりも確認された。年代別には、「百貨店/ショッピングモール/駅ビル」、「公的機関への支払い」は全世代で幅広く増えているほか、「飲食店」は20代~40代の若年層で上昇が目立っている。

 QR コード・バーコード決済サービスの継続意向 について、利用者の半数が「非常にそう思う」と回答した。2021年調査の44.6%から+5.0ポイント上昇している。
 一方、増額意向については、「非常にそう思う」の回答は2割に満たない結果となった。2021年の16.8%から+0.6ポイントと横ばいである。年代別に見ると、50~60代は継続意向、増額意向どちらも上昇しているが20~40代では継続意向は上昇しているものの、増額意向は横ばいである。
 増額意向の高い利用者は、利用頻度、総合満足度いずれにおいても全体平均を大きく上回っており、増額意向の拡大のためには、20~40代をメインターゲットとした様々な情報発信を通して、キャッシュレス決済サービスについての理解と利用を促進し、満足度を高めていくことが重要と考えられる。

《J.D. パワー 2022年QR コード・バーコード決済サービス顧客満足度No.1を発表》
総合満足度ランキングは下記の通り。

第1位:PayPay(641ポイント)
「利用できる店舗・ウェブサイト」、「決済手続き/管理」、「キャンペーン/ポイントサービス」ファクターで最高評価。
第2位:楽天ペイ(633ポイント)
「セキュリティ/不正利用防止対策」ファクターで最高評価。
第3位:au PAY(627ポイント)

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