インテル、CPUにハッカー攻撃の脆弱性、不正確な報道に反論

2018年1月5日 14時55分更新


 米半導体メーカーのインテルは3日(現地時間)、同社製プロセッサのバグが原因で、ハッカーからの攻撃により情報機器の内部情報が流出する恐れがあると報道されている問題で、同社製品における脆弱性を認めた。しかし、今回の報道は不正確な情報があると反論している。

 コンピューター系情報サイト「The Register」が2日に公表した内容によると、この問題は、パスワードやログインキー、キャッシュファイルなどが格納されているカーネルメモリへの不正アクセスを許してしまう欠陥であり、インテル製プロセッサのみで発生するバグだという。

 これに対し、インテルは「バグ」や「欠陥」がセキュリティー上の弱点を引き起こしているとの指摘や、同社製品特有のものだとの見方は誤りだと反論。
 他社製プロセッサも同様の影響を受けやすいとした上で、業界全体で解決に取り組むため、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)やアーム(ARM)、コンピューター基本ソフト(OS)を提供する企業と協力しているとしている。
  
 
 

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