日経、スマホ向け無料アプリ「日経W杯2014」が15万ダウンロードを突破

2014年6月14日 17時10分更新


・スマートフォン向け無料アプリ「日経W杯2014」のダウンロード数が、15万を突破
・過去の新聞紙面と電子版での配信から、アプリの形で記事を提供

 

日本経済新聞社は自社で配信するスマートフォン向け無料アプリ「日経W杯2014」のダウンロード数が15万件を突破したと発表した。
 
(URL:http://s.nikkei.com/wcup2014
 
 「オフィシャルメディアサポーター」契約を締結している同社は、2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会、そして2014年のブラジル大会と3大会連続で新聞紙面と電子版を中心に記事を配信してきたが、今大会初めてアプリの形で記事を提供。サッカー取材歴30年超の編集委員など、経験豊富な記者が執筆する日経のサッカーコンテンツを配信する。加えて現地取材班が大会の舞台裏や街の様子をSNSのツイッターやインスタグラムに投稿するなど、紙面などでは提供できない新しい取り組みも展開する。

 大手メディアが配信するW杯関連ニュースアプリは「日経W杯2014」のみ。
 日経のみならず、大手新聞各社は読者の減少が止まらず、ビジネスモデルの転換を求められている。一方大手メディアはその取材ネットワークや、取材力、データ分析力に基づいたコンテンツ制作力は長年の経験に裏付けられたものがある。今回の施策はそういったコンテンツ制作力を広く認知してもらう絶好の機会として、新聞紙面と電子版への誘導施策として取り組んでいると思われる。

 一方昨今は、ストレートニュースを編集・分析したキュレーションメディアが人気。「日経W杯2014」と同じく、日経ならではのキュレーションに評価が高まれば、新たなユーザーの誘引に期待できるかもしれない。

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