NTTデータが信金業界初「バンキング機能」付きスマホアプリを提供へ

2017年1月23日 15時18分更新


 NTTデータは、しんきん共同システムを利用している全国の信用金庫向けスマートフォンアプリ「アプリバンキング」を、2017年9月をめどに提供開始することを発表した。
 
 「アプリバンキング」を導入した信用金庫のユーザーは、インターネットバンキングの申し込み手続きをすることなく、アプリから必要な情報を登録することで即座に残高照会・入出金明細照会を利用することが可能となる。なお、残高照会等のバンキング機能を提供するスマホアプリを提供するサービスは信金業界初である。
 そのほか、顧客のアプリ操作によりリアルタイムでの残高照会・入出金明細照会を行い、アプリ画面上に照会結果(残高・取引明細)を表示できるほか、アプリが定期的に自動で照会を行い、預金口座の最新残高・取引明細を取得し、新たな明細がある場合はスマートフォン画面にポップアップで通知してくれる機能も備える。
 
 また、取引分析と位置情報を組み合わせたプッシュ通知機能を搭載。そのため、アプリにダイレクトにプッシュ通知し、キャンペーン、商品案内、お知らせなどのメッセージを配信できるほか、位置情報連動機能(O2O)端末のGPS等から取得した位置情報にもとづき、エリアを指定してメッセージを配信するなど、地域と密着した地域金融機関ならではのマーケティングや情報提供を実施することが可能となっている。
 
 「アプリバンキング」のファーストユーザーとして、浜松信用金庫、瀬戸信用金庫、碧海信用金庫、福岡ひびき信用金庫が導入を予定しているが、NTTデータでは、提供体制を整備し、FinTech企業等とも連携してサービス内容を拡充しながら、5年間で80以上の信用金庫への提供を目指すとしている。
 
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