視界にAIを映すスマートグラス「AiLENS V1」国内発売。SB C&Sが正規代理店として展開

2026年6月4日 11時08分更新


 SB C&Sは2026年6月3日、ThinkAR JapanのAIスマートグラス「AiLENS V1(エーアイレンズ ヴイワン)」の国内正規販売代理店として、6月5日より同製品の販売を開始すると発表した。Green MicroLEDディスプレイをレンズ部に搭載し、76言語対応のリアルタイム翻訳やAIアシスタント機能を視界内に表示できる点が特徴で、撮影機能を持たない軽量設計(約38g)により、カメラ利用に配慮が必要な環境でも使用できるとしている。

主な仕様
ディスプレイ:Green MicroLED、解像度VGA(640×480px)
通信:Bluetooth Low Energy 5.2
音声:デュアルマイク、デュアルスピーカー
連続使用時間:最大約10時間
充電:約30分で80%充電
重量:約38g
価格:税込8万7,780円(SB C&S希望小売価格)

グラス越しにAIが応答、翻訳・通知・文字起こしをリアルタイムで処理

 AiLENS V1はスマートフォンとBluetooth接続して使用し、AIアシスタントへの音声入力による情報検索や翻訳、通知表示、テレプロンプター機能を視界内で完結できる設計だ。翻訳は76言語に対応し、結果を視界内へ自然に表示することで会話の流れを妨げずに会話をサポートする。テレプロンプター機能では、スピーチや動画撮影、営業商談などで視線を外さずに原稿やメモを確認できるという。
プレゼンテーションや接客・商談といった業務シーンを主な用途として想定しており、スマートフォンを取り出さずに必要な情報を確認できる点を訴求している。

さらに、株式会社アイシンが提供する文字起こしアプリ「YYSystem(ワイワイシステム)」との連携機能も備える。音声をリアルタイムで文字化してグラス上に表示することで、聴覚障がいのある人のコミュニケーション支援にも活用できるとしている。なお、YYSystem利用時には専用ファームウェアへのアップデートが必要で、その際はAiLENSアプリの標準機能は使用できない。

販売チャネルと価格

 6月5日より、SB C&Sが運営するオンラインストア「トレテク!ソフトバンクセレクション」および全国の家電量販店の一部店舗で順次販売を開始する。価格はオープン価格で、SB C&S希望小売価格は税込8万7,780円。製品詳細はSoftBank SELECTIONの製品ページで確認できる。

 AIスマートグラス市場では、Metaが2026年5月21日より「Ray-Ban Meta(Gen 2)」および「Oakley Meta」の日本販売を開始しており、競合の動きも活発化している。カメラ搭載でマルチモーダルなAI活用を前面に出すRay-Ban Metaとは対照的に、AiLENS V1はカメラレスで情報表示と翻訳に特化しており、用途や使用シーンによる棲み分けが生じるとみられる。インバウンド対応が求められる観光・小売・医療などの現場での導入拡大が焦点となりそうだ。

出典:SB C&S株式会社 リリース(2026年6月3日)
参考:Ray-Ban MetaおよびOakley Metaの日本発売に関する情報

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