日本通信、欧州通信事業者BICSと「フルMVNO」で合意
2017年1月17日 10時46分更新
日本通信は、ヨーロッパ子会社を通じ、ベルギーに拠点を置くグローバル卸通信事業者BICS S.A.との間で、同社が独自のHLR / HSS及びGGSN / PGWを保有する「フルMVNO」として、1つの契約で世界中で利用できる独自SIMを提供することが可能となる相互接続にむけた基本合意書を締結した。
BICSはベルギーのプロキシマス・グループの一員であり、卸および相互接続サービスを提供している。日本通信はBICSとレイヤー2で相互接続し、これまで移動通信事業者のみが保有していたHLR / HSS及びGGSN / PGW等によって構成される独自のコアネットワークを利用する。
両者は今夏までにサービス開始することを目標としており、おもに自動車市場の顧客に大きな価値となることを期待しているとしている。また今後について、日本通信は「フルMVNO」として、BICSの顧客にサービス提供することも計画している。