三井物産とKDDI、都市DXを推進する新会社GEOTRAを設立

2022年6月10日 12時11分更新


 三井物産とKDDIは、人の流れを中心とした地理空間上の情報をAI分析・可視化ができるデータプラットフォームの提供を行い、都市DXを推進する株式会社GEOTRA (ジオトラ)を設立した。
 三井物産とKDDIは2021年3月、AIやau位置情報を活用し、人々の移動手段・時間・目的などを把握・予測可能とするプラットフォーム・分析サービスを開発し、GEOTRAでは6月9日からこれらを「GEOTRA地理空間分析プラットフォーム」として提供を開始する。
 GEOTRAが同プラットフォームを提供することで、スマートシティ開発などに関わる企業や自治体など、さまざまな事業者の企画・政策に関する意思決定を高度化することを目指しているとのこと。
 GEOTRAでは既に同プラットフォームによるデータを活用し、三菱地所と共同で丸の内エリア (大手町・丸の内・有楽町) のMaaSや街の利便性向上に関する施策検討など、エリアの魅力向上に関する取り組みを開始している。
 また、渋谷区では同プラットフォームを、区が抱える課題を的確かつ迅速に把握するためのデータ収集を進め、区の現状を可視化・分析を行う「シティダッシュボード」に活用し、区内の移動ニーズやエリア・空間の特性を把握していくことに役立てていく予定とのことだ。

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