スマートニュースとNTTドコモは、ニュースアプリ「SmartNews」での「dアカウント」連携によるdポイントの利便性向上、ドコモの端末向け「SmartNews for docomo」の提供およびパートナー企業向けマーケティングソリューションの開発などを通じた広告事業の発展をめざし、業務提携契約を11月14日にした。
スマートニュースは「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」というミッションを掲げ、日本最大のニュースアプリ「SmartNews」を提供し、日米で事業を展開している。2014年に法人顧客に向けて広告事業を開始し、2018年からはクーポン機能を用いたマーケティングソリューションを提供している。一方ドコモは、約9700万のdポイントクラブ会員を基盤とし、ユーザーへさまざまなサービスの提供に取り組んできた。
こうした背景のもと、ユーザー基盤の拡大と法人顧客のマーケティング活動の支援を一層強化すべく、スマートニュースとドコモの事業資源を相互に活用し、生活者へ向けたニュースアプリの提供と、さまざまなパートナー企業が参加できる新たなマーケティングソリューションの開発などを推進していくとのこと。
同本業務提携では、以下の取組みについて実施の検討を進めていく。
■「SmartNews」で「dアカウント」ログインを可能に。dポイントの利便性を向上
「SmartNews」アプリ上で「dアカウント」のログインが可能になり、「dアカウント」を使ったキャンペーンの参加や「SmartNews」アプリのクーポン利用時などにdポイントをためることも可能となるなど、「SmartNews」アプリの利用体験が向上するとのこと。
■ニュースアプリ「SmartNews for docomo」の提供
ドコモが運営するニュースアプリ「マイマガジン」をアップデートし、「SmartNews for docomo」へ移行する。「マイマガジン」のユーザーは、これまでと変わらず「SmartNews for docomo」を使うことができ、「SmartNews」アプリのもつ3000以上の提携媒体から多様なコンテンツや「クーポン」に加え、「雨雲レーダー」など日々の生活に便利な機能を利用できるようになる。また、ドコモのAndroid端末へのプリインストールも予定し、より多くのユーザーが使うことができるようになる。
■マーケティングソリューションの共同開発・提供および広告プロダクトの強化
スマートニュースのクーポンサービスやdポイントのキャンペーンをかけ合わせた新たなマーケティングソリューション(データやニュースアプリの機能を活用した広告プロダクト)を共同で開発し、日々進化する多様なマーケティングニーズに応える商品・サービスをさまざまな業種の法人顧客に向けて提供していくとのこと。また、既存の広告事業においてもスマートニュースのマシンラーニング技術とドコモが保有する多種多様なデータを活用し、広告プロダクトの強化を共同で推進していくとのことだ。