KDDI、新たな海底ケーブル敷設船を建造

2017年9月4日 11時45分更新


 KDDIとKDDIグループ会社である国際ケーブル・シップ(KCS) は、2019年度の運航開始を目途に、新たに海底ケーブル敷設船を建造することを決定した。
 
 KCSは、1967年よりケーブルハンドリング機器を装備した海底ケーブル敷設船を、太平洋・アジア域に広がる光海底ケーブルネットワークの建設・保守に活用しており、現在はKDDIオーシャンリンク、KDDIパシフィックリンクの2隻を運用している。
 
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 新しい海底ケーブル敷設船は、通信ケーブルの敷設及び修理で培ったノウハウを用いることで、これまでの通信ケーブル、観測・資源探査ケーブルに加え、日本で初めて、電力ケーブル工事への対応が可能になるという。
 これにより、浮体式洋上風力発電設備等に用いられる電力ケーブルについて、耐候性の高い海底ケーブル敷設船での工事を実現する。
 
 また、航行距離や速度向上により、適用海域も現在の太平洋、アジア海域から全世界に拡大するとともに、格納型アジマススラスタを採用するなど、悪天候下における耐候性ならびに定点保持能力を高める。
 
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■海底ケーブル敷設船 主要目 (予定)
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