「ドコモオープンイノベーションクラウド」の提供拠点拡大へ
2022年4月13日 12時12分更新
NTTドコモは、ドコモのネットワーク網と接続したクラウドサービスである「ドコモオープンイノベーションクラウド」の提供拠点を、6月末までに東北・東海・北陸・中国・四国の5拠点を追加し、低遅延でドコモのネットワークを利用できる範囲を全国へ拡大する。新規拡大拠点では、高速かつ低遅延のデータ処理を実現する新基盤「Compute D」を提供、また、新規拡大拠点での受付は12日以降、順次開始する。なお、同サービスは7月1日から、サービス名称を「docomo MECTM(ドコモメック)」に変更する。
同サービスは、ドコモ5Gコアネットワーク内のユーザーの近くにサーバを配置し、仮想マシン環境や接続環境を提供して低遅延・高セキュリティを実現するMEC(Multi-access Edge Computing)サービス。
また、同サービスは2021年12月に開始した、法人ユーザー向けのスタンドアローン(Stand Alone)方式による5Gサービスにも対応しているため、今後実現するユースケースごとに最適化したネットワークとかけ合わせることで、必要な場所で利用用途に適した低遅延・高セキュリティなネットワークの利用が実現し、地域に結びついた課題を解決できるようになるとのこと。これにより、たとえば製造・建設現場の機器・重機の遠隔操作や医療現場の遠隔画像診断では、操作指示から現場への反応・伝達のズレが少なくなり、操作性や安全性が向上する。その他にも、スタジアムに来場したユーザー向けのマルチアングル映像配信では、眼前の試合状況とのズレを感じないリアルタイム映像を楽しむことができるようになるとのことだ。
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