RBB TODAYはスピード測定アプリの分析結果を発表、auが平均速度、LTE接続率ともに1位に
2014年9月9日 13時00分更新
9月8日、株式会社イードのブロードバンド情報サイト「RBB TODAY」は最新Android端末の通信速度について、スマートフォン用スピード測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」の計測データを用いて全国を対象に分析を行い、平均ダウンロードスループットのNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの比較(都道府県別、7地方別、5大都市別)とLTE接続率のデータを公開した。
データの対象期間は2014年6月1日~2014年8月31日の3ヵ月間。サンプル数は全国で32,080件。都道府県単位などの分析軸において極端にサンプル数が少ない場合は分析の対象外としている。
対象端末は以下の通り。
・NTTドコモ:「AQUOS ZETA SH-04F」
「ARROWS NX F-05F」
「Disney Mobile on docomo SH-05F」
「Xperia Z2 SO-03F」
「Xperia A2 SO-04F」
「GALAXY S5 SC-04F」
・au:「XPERIA ZL2」
「GALAXY S5 SCL23」
「AQUOS SERIE SHL25」
「URBANO L03 KYY23」
「isai FL LGL24」
「HTC J butterfly HTL23」
・ソフトバンクモバイル:「AQUOS Xx 304SH」
「AQUOS Xx mini 303SH」
・都道府県
都道府県別でのLTE平均ダウンロードスループット比較では全国平均でauがトップ、2位ソフトバンクモバイルが、3位にNTTドコモとなった。また比較できる45都道府県中、auが30地点で平均ダウンロードスループットでトップとなった。次いでソフトバンクが11地点、ドコモが4地点となっている。
・地方別
地方別においての平均ダウンロードスループットは7地方中、東北、関東、中部、中国・四国、九州の5地方においてauが最速を記録した。ソフトバンクモバイルは北海道、近畿で2勝しているが、数値には地域差が見られる。ドコモは0勝だが20Mbps半ばあたりの速度でまとまっており、ソフトバンクほど地域差は見られない。
・5大都市
5大都市(東京23区、大阪市、名古屋市、福岡市、札幌市)では全てでauの平均ダウンロードスループットが1番速い結果が出た。平均速度はauのみ5大都市全てで30Mbpsを超えている。ソフトバンクは30Mbpsに及ばないながらも、平均20台後半を出している一方、ドコモは20代前半となって後れを取ってしまっている。
・全国のLTE接続率
LTE接続率は3GとLTEの計測回数を比較し、LTEへのつながりやすさの指標としている。結果はauが97.8%、ドコモ94.3%、ソフトバンクモバイル90.7%となっており、ここでもauが最も高い安定感を見せている。
レポートではauがここまでの結果を残した理由として、LTE基地局整備を推進していち早くキャリアアグリケーションを導入したり、WiMAX2+も併せて利用できる点を挙げている。iPhoneの発売が間近に迫り、ユーザーにとってもキャリアの選択は悩ましい点にもなってくる。今回のようなデータも参考に、自分の使用エリア等も考慮して決めていきたい。
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