NTT、NEC、富士通、最大10000kmの長距離・超高速光伝送実験に成功

2014年9月4日 11時18分更新

・世界最高水準となる1チャネルあたり毎秒400ギガビット級のデジタルコヒーレント光伝送技術の実用化への目処となる伝送実験に成功

・従来の光ファイバを活用しながら4倍の光伝送が可能に

 
 
 日本電信電話株式会社、日本電気株式会社、富士通株式会社の3社は、世界最高水準となる1チャネルあたり毎秒400ギガビット級のデジタルコヒーレント光伝送技術の実用化への目処となる伝送実験に成功したと発表した。

 従来の光ファイバを活用しながら4倍の光伝送が実現でき、超高画質映像の伝送やM2Mの普及拡大に耐えうる世界最高レベルの基幹網の構築も可能になる。

 また同時に、海底伝送路をモデルとした光中継伝送で最大10,000km、陸上伝送路をモデルとした光中継伝送で最大3,000km、かつ実用伝送路に近いストレートラインでの伝送実験にも成功した。

 スマートフォンの普及、M2M、IoTの拡大に伴い、通信インフラのニーズは高まる一方。通信インフラの改善で、新たなサービスが登場するとともに、今後途上国に通信インフラやその技術を輸出することも可能になる。道路から通信へ、日本が貢献できるインフラが変化している。

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