KADOKAWAがMVNO事業へ参入、訪日外国人向けに「J Walker SIM」を販売へ

2015年5月22日 16時55分更新


 5月21日、KADOKAWAは台灣角を通じてMVNO事業に参入し、訪日外国人向けのオリジナルSIMカード「J Walker SIM」の販売を開始すると発表した。

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 「J Walker SIM」はNTTコミュニケーションズをMVNEとして、台湾角川をMVNOとして提供される。まずは5月22日より台北市で開催する「台北國際觀光博覽會」(Taipei Travel Expo)の台湾角川ブースにて販売開始され、7月1日よりサービス開始予定としている。
6日版と11日版の2タイプが用意され、期間中はデータ通信が使い放題となっている。価格は6日版が800台湾元(約3146円)、11日版が1300台湾元(約5142円)。3G/LTE対応でSIMカードのサイズはmicroSIMとnanoSIMの2種類。6月より台湾角川オフィシャルホームページ、台湾各通販サイト(台湾楽天、博客来、PC HOME)の他、アジア各エリアでの販売を開始が開始される。

 また日本の観光情報と日本での滞在時に使用できるクーポンを繁体字で掲載した「TRAVEL&COUPON BOOK」が無料で同梱される。「TRAVEL&COUPON BOOK」には東京の雑貨店、京阪神の美食グルメ、東京・大阪電車MAP、京都市バス電車MAPが掲載されているだけでなく、26施設で使える総額8000円を超えるクーポンも特典として用意されている。

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 KADOKAWAは今後、メディア企業として豊富なコンテンツと日々更新される日本全国の情報を利用することで、KADOKAWAならではの通信とコンテンツを融合したメディアビジネスをインバウンドマーケットで展開していくという。

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